劇場公開日 2024年5月24日

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「オープニングで高揚感満載!」帰ってきた あぶない刑事 ryujiesさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オープニングで高揚感満載!

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

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8年ぶりに横浜に帰ってきたタカとユージは最高にかっこよかった。
最近の映画はとかく感動ものやリアリティを追求するものが多いが、あぶデカは往年のTVシリーズをの彷彿させてくれる作品だ。オープニングはTVシリーズのShe's So Goodに始まりアドレナリン出まくりで物語に引き込んでくれる。エンディングもこれまた当時のエンドロールを使用しれくれるというファンを理解してくれている演出が心憎いしファンに対する徹底したサービスに感服した。物語の内容には賛否があるようだが、ワタシには少なくとも、これまでのシリーズよりも「人間・タカ&ユージ」を魅せてくれ、新たな一面を垣間見た気がした。おてんばな彩夏に翻弄されつつも、ナツコを探す2人は往年の躍動感と「いま」のタカ&ユージを魅せてくれる。タカとユージのアドリブの利いた掛け合い、そこにトオルと薫がまじりあう。変わらぬ軽妙感が物語を必要以上に重たくさせずにエンディングまで導く。途中には近藤課長や若かりしタカ&ユージが現れる、本当に昔からの熱烈ファンにはたまらない。ユージが走るシーンに感動し、ラストのタカのハーレーに乗る姿、そこからのショットガンには本当に鳥肌もので涙がでてしまうほどのかっこよさ。観客の年齢層が高いが、若い人たちこそ、こういう通常の生活では成立しない世界を感じてもらいたい。これこそがエンターテインメントということを知ってもらいたい。踊る大捜査線という大ヒット映画が世にでたり、様々な規制によって警察、刑事ものはこれまでとは様変わりしたが、令和となってもあぶデカがこれだけ支持を得るということを制作関係者も一考してほしい。今回タカ&ユージがスクリーンで活躍、街を駆け抜け事件を解決する様を見てそう感じたし、この映画はファンを裏切ることはなかった。忘れちゃいけない敵役の方々もお上手だった。できうるならもう一作、トオルの言う「あぶタン」をやってほしい。そして新たな世界を確立してほしいと思うのはワタシだけか。

ryujies
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