「甦るあの時代の熱気、だからこそあぶない刑事」帰ってきた あぶない刑事 こしひかりさんの映画レビュー(感想・評価)
甦るあの時代の熱気、だからこそあぶない刑事
ドラマ放映されてた頃の痛快さを思い起こさせてくれる、楽しく懐かしい作品だった。
欲を言うなら、アクションもスタントも、昔はもっと派手だった気が…いや、ソレは言うまい。
齢七十を超え、悠々自適な生活をしていてもおかしくないタカ&ユージが、あの頃同様駆けずり回ってレパードやらハーレーぶん回してドンパチかまし倒す、それだけでも奇跡に近いのだ。トールはトールで、今や部下を何十人も抱える捜査課長なのに、アニキ2人との関係はやっぱり親分子分、あるいは師匠と弟子…いささかビビりな性格も昔のまんま。ただ、県警の大幹部を前に啖呵を切る場面は、年輪の厚みを感じましたなあ。
それはさておき土屋太鳳さん、今回みたいな少し訳アリで陰のある役が、実はすごくよくハマるんではないかと思いました。もともと運動能力は高いようだからアクションは得意だろうけど、優等生役だとちと鼻につく感があったのですよ。
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