「こんなジジイになりたくても無理すぎ」帰ってきた あぶない刑事 10Kasさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなジジイになりたくても無理すぎ
普通は『帰ってきた…』のあとに『さらば…』なのだが、あぶないやつらは
『さらば…』のあとに帰ってきやがった(笑)
舘ひろし74歳、柴田恭平72歳、浅野温子64歳、仲村トオル58歳って
オリジナルキャストはエイジレスモンスターすぎるんよ
TVシリーズ放映当初、近藤課長役の中条静夫さんが当時60歳で町田課長(仲村トオル)が58歳だもんな、歳変わらんのに時代が変わると、定年前の年齢の方が、こうも違うもんなのか?
確かに、シワなんかを見ると年取ったなぁとは思いますが、歳を重ねたぶんの貫禄やら色気が上乗せされ、やっぱひたすらにカッコいいのよね。
まぁ、薫の浅野温子さんは、ふっきれてたというかイロモノ的な感じで、本人のそれというより、モノマネ芸人のする『薫役の浅野温子』って感じだった(笑)
ストーリーに関しては二の次だと思ってる。
若干間延びなとこや、要らんやろ?ってシーンもあったりしますが、ツッコミいれたりは野暮すぎるんで…。
『あぶない刑事』はタカ&ユージのかっこよさを見るために事件があればいいんです。
無駄にカッコイイ姿がメインです(笑)
カッコイイ‼️
で、正解なのです。
やっぱ世代なんで真似しましたよ、ユージのあの「OK~タカ」と半スキップしてからの走りだしとかね
昭和をしらん若い子が見たらこれのどこがカッコイイの?って思うかもしれないが、刷り込まれた世代には、ただひたすらにお二人はカッコいいんです。
見たかった『あぶない刑事』が観れます。
別に映画で観なくても…という方もいるでしょう。でも、これは『あぶない刑事』は
お酒やタバコ、車いじりとかと同じで
大人の『嗜好品』なんだ、と。
仕事終わってからレイトショーでもいいじゃないですか?
余暇の使い方が『あぶない刑事』でも。
往年のファンは、スッキリできる作品だと思います。