ワニゲーターのレビュー・感想・評価
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今後が期待出来る監督です。
ポール・デール監督(誰やねん)によるZ級ワニ映画。この監督の情報がほとんどなく、「キラー・カイト」とかいう殺人凧の映画を撮った人ってことくらいしかわかりませんでした。ほんと誰やねん。でもポテンシャルは感じられました。もちろん、マーク・ポロニア系の。
とにかく低予算丸出しの、潔いほどくだらない映画。マーク・ポロニアですらもっと合成とかCGとか頑張ってるのにこの手作り感。「俺達は由緒正しきクソ映画を撮ってるんだ!」という気概を感じました。全てのツッコミを「なっとるやろがい!」で跳ね返す、凄まじいまでのゴリ押し。もう、素晴らしいよ、ホント。
本当にバカバカしくてどうしようもないんだけど、お祭り開催したい無能市長と警官の対立があったりして、「ジョーズ」っぽい王道ストーリーはなかなか面白く観れます。テンポも良く、約1時間という短い上映時間は丁度良かったです。というかこれが限界。これ以上長かったら観るのが辛くなるかも。
音楽も良かったです。やっぱり「ジョーズ」を意識してるのかな?エンディングの、この映画の為に作ったような曲は笑えました。
総じて楽しめました。終盤だけCG頑張ってるのは謎でしたが、手作り感満載なワニ(ていうかおもちゃ屋さんで買ってきた?)は可愛かったし、俳優達も割とちゃんと演技してて良かったです。ポール・デール監督の今後に期待です。
みんな本当に楽しそう
下水道をつたい人を襲うワニ、そんなB級ホラーど真ん中作品。
なんとも身体が柔らかいワニ達で、下水道を伝っていろいろな場所か登場し人を襲います。
しかしながら、浄水フィルター付きの水道から出てくる(しかも持っているスタッフの指がモロに…)のは流石に無理でしょうよ。
ワニはマザー以外基本おもちゃレベルの代物で、襲われる人間役に全て委ねられています。
エンドロールは無駄に凝ってて、ラジオDJからNG集へ。
ここまで観ると、みんな本当に楽しく作ってるんだなって嬉しくなりましたよ。
トイレじゃ無理でしょう
ワニゲーターはアリゲーターをもじったのだろうがゲーター自体がワニだからワニワニになってしまいますね、もうそれだけで映画の程度が伺えますね。原題Sewer Gatorsは下水道のワニ、ニューヨークの下水道でワニが目撃されたという都市伝説が有名ですね、ところが映画の舞台のルイジアナ州には200万匹の野生のアリゲーターが生息するというから恐ろしい。
ところが、ワニがこともあろうに水栓便器の小さな排水口から顔を出して人を喰らうなんてどう見ても無理、映画では子供のワニらしかったがピラニアではあるまいに一匹では不可能。そこそこ大きいワニも出てきますが予算のせいか襲う絵が無いので実にチープ、ホラー映画ならもう少しまともな怖がらせ方をした方が良いと思うが脚本・製作・監督のポール・デール氏の作家性なのだろう、リアリティより文化風刺が狙いなのかワニのお祭りで街を盛り上げようと経済効果を優先して市民の安全性を軽んじる市長なんてジョーズ以来定番ですから、どっちにしても中途半端、まあ、こういうくだらなさが好きなB級マニアもいますから好き好きでしょう。
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