「フィルムへのノスタルジー」瞳をとじて ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
フィルムへのノスタルジー
「ミツバチのささやき」が好きなので、つい比較してしまうが、正直に言うと物足りなかった。セリフが多いし、余分に思えるカットが多く、焦点もボケている。もっとスッキリできるんじゃないだろうか。銀塩フィル厶への感傷、父と娘、放浪願望、そんなテーマがあるのはわかるが、どれも描ききれていない。この映画をイメージするなら、結局「私はアナ」の言葉になってしまう。うーん、過去の作品の威光を利用するのでは…。せっかく31年も空けるんだから、新しい切り口が見たかったかな。でも、画は美しい。印象的なカットはたくさんあった。
観ながら宮崎駿を連想した。同じような年令で、キャリアの締めくくりを意識した作品。どちらも自分の人生を投影している。達観したような雰囲気は、両方に漂っているが、作品としてのまとまり具合は、宮崎駿の方が上のように感じた。エリセ監督が好きで、もしかしたら最後になるかもしれない作品なので、本当は星5を付けたいのだが、やはり満点にはできない。映画作りを再チャレンジしてくれたらいいなぁ。
ぷにゃぷにゃさん
お名前の件、失礼致しました ☺️
あー、頓挫した事、そうかも知れませんね。
海辺での生活シーン、ずっと見ていられる、そんな映像でした。『 実体験 』、確かにリアルでしたね 🍅
カリに対する眼差しもそうでしたが、監督、恐らく愛犬家でしょうね 🐶
ぷにゃぶにゃさん
映画制作者の想いを絡めたかったのかも知れませんね。
「 悲しみの王 」は、現在の監督自身なのでしょうか。
海辺での生活を愉しむミゲルの映像は、結構好みでした。
こんにちは
おっしゃること、前半まるっと共感です。
同じようなことを思っても、自分が書くと辛辣になってしまいます。
ぷにゃぷにゃさんのレビューをお手本にしたいです。