フェルメール The Greatest Exhibition アート・オン・スクリーン特別編のレビュー・感想・評価

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3.0無人の展覧会場を巡るという得難い体験を味わうことができます

2025年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

マウリッツハイスまで行ったほどフェルメールが大好きなのでアート・オン・スクリーンを始めて鑑賞しました。

2023年2月から6月にかけて、オランダのアムステルダム国立美術館で開催された「フェルメール展」。現存するフェルメール作品37点のうち28点が展示されたということです。
映像では会場を歩いているかのごとく展示順に絵画が紹介されます。
会期中は大変な混雑だったと思われますが、カメラが映し出す無人の会場がとても印象的でした。
カメラがゆっくりと会場を巡るのを追ってアムステルダム美術館の担当者、修復者、アート評論家などが各絵画についてその魅力を解説します。

光の画家、フェルメール。
「真珠の耳飾りの少女」と同じくらい私が好きな「デルフトの眺望」について丹念に解説されていたのが嬉しかったです。
また、フェルメールは1つの作品を仕上げるのに大変に時間かけたということで、最新の技術で絵画を解析した結果、描きながら細部を消したり足したりした痕跡が判ったという部分は興味深く、実際の展覧会に足を運ぶのとは違った楽しみ方できると感じました。

無人の展覧会場を巡るという得難い体験を味わうことができて大満足です。

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さとうきび

4.0フェルメールの絵が優れていることが、ほぼすべて。

2025年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

唯一の難点は、知っている絵が多い人は、眠くなることぐらいか。
23年にアムステルダム国立美術館で開かれた大回顧展の機会に製作された。何しろ、偽作疑いも含め世界に37点のみのところ28点が集められたというからすごい。その絵の前で、美術館の部門責任者やら評論家やらが、一点ずつ判りやすい英語で説明してくれる。
映画を観て、新たに知ったこと:
・17世紀のオランダでも少数派であったカトリック、特にイエズス会との結びつきが強かったこと
・比較的若い頃から、裕福なパトロンの夫妻がいて、絵も買い上げられていたらしいこと
・描いた絵画の数自体が少なく、その8割前後が、残されているらしいこと、しかし、スケッチ等は全く残っておらず、絵をみて判断せざるをえない、それだけフェルメールを再発見した人は偉かったことになる
・彼にとっての晩年は、当時のオランダの経済状況を反映して困窮だったようだ
絵を観ていて教えられたこと
・十分な製作期間を与えられたこともあるのだろう、構図などを考え抜いて、後から加筆していた
・同じ構図、モチーフが使われていたことは知っていたが、同じ毛皮付きの豪華な衣装が何度も出てきた
触れられなかったこと
・最初期の宗教画や歴史画、あるいは、最晩年の教訓が多い絵を除くと、遠近法の中心と、実際に目が行くポイントが、微妙にずれていることを教えられてきた。しかも、ソフト・フォーカス。例えばルーブルにある「レースを編む女性」では、私たちの視線は、最初、女性の眼に行くが、絵としての中心はレース針の先、絵を見ている人の視線は、女性の眼からレース針の先に移り、それだけ絵の内側に入り込むことができる。それは出てこなかった。一部の絵にしかあてはまらないためか。
日本で開かれた展覧会では、人に押されて絵の前を行き過ぎるだけだったところ、絵の前で、心行くまで楽しめる喜び。

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詠み人知らず

3.5人々を惹きつけるもの

Kさん
2024年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今も尚、謎多きフェルメール。
光と影の表現方法に改めて魅了されました。

フェルメールだけが成せる技法と
観る側を引き込ませる計算尽くされた作品の数々。

専門家の皆様のコメントにも夢があふれていて
フェルメール愛を感じました

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K

4.0偉大なるフェルメール

2024年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

フェルメールの絵は好きなので、感想というより備忘録としての投稿です。

フェルメールの絵の時代背景や技法の解説が
美しい映像とともにたっぷり観られます。
好きな画家なので一種の資料映像として楽しめました。

あまりにも有名な「耳飾りの少女」
数十年前にも一度日本に来た時に観てまして
あの時と比べて、数年前に再来日した時に観たら
少し、色が薄くなっていたような気がしました。
遠くの国から来てくれるのは有難いのですが
絵の劣化のリスクを考えると
もうあまり動かさない方がいいかも〜〜

そういう意味で鮮やかな映像でじっくり観られる本作のような映画は
有難い企画だと思います。

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星のナターシャnova

4.5あっ…その他にしましたが…(本文に続く)

2024年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他、映画館

楽しい

知的

(タイトルからの続きです…)今日行く予定だったので、諸事情により不可になった為のその他です。

(なので上記を理由に…推論で…)元々映画のタイトルのモチーフになった絵を描いた画家は…地元で有名なフィナンシャリスト(金融家)で‥自分が貸した御金の一部が…との噂を聴いて幻焉してたらしく…その時に若い頃になりたがってた画家の志しを思い出して…で描かれた絵が…天文学的数字級の価値に逝去後勿辣(なったもの)を巡る絵画のドキュメンタリー映画の様です。

(ここから編集します…)火曜日(3日前)の筈でしたが?…2日明けて…(封〆(御蔵入り)前の…)昨日‥献血を兼ねて投稿致します。

フェルメールの生涯住んでた街のデルフト(ネーデランデント共和国(現在のオランダ王国の南部)辺り)やそのネーデランデント王国の時代背景と絡んで生まれら傑作の評価番組ですが…フェルメール以外でも、存命‥いや現役の画家も…特集して欲しいですね…。

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四萠山華輝

3.5お好きな方にオススメ

2024年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

「真珠の耳飾りの少女」はあまりにも有名なので知っていましたが、フェルメールを美術館で観たことがなかったので本作で観ることができて良かったです。絵画は光の反射具合が絶妙でした。約350年前の絵画ですが、時代が変わっても天才の作品は愛され続けるんですね。絵画は美しいですが、フェルメールの人生は時代に翻弄されていました。特別料金2500円を払ってもお好きな方はいいかも。

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ミカ

4.0寡作の画家

2024年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

光と影がまるで写真のようでフェルメールの絵画はやはり神々しい
有名どころしか知らなかったので宗教画も描いていたのは意外だった
改修工事で一悶着有ったアムステルダム国立美術館で展覧会
途中眠気が襲ったのでもう一度観たいけど特別料金

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ゆう

4.0アートドキュメンタリー

2024年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フェルメールさんって、スゴい方ですね。

知らなかったです。

観て良かったです。

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完