陰陽師0のレビュー・感想・評価
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すぐに呼びましょ陰陽師
陰陽師
古代日本の律令下における官職
陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって
占筮・地相などを担う技官
古くは600年代の聖徳太子の時代から
信託政治が続いていた平安の世でも
天文学・暦学・易学・時計等を
担った日本独自の職
その技術は政治の根幹に
かかわる為「国家機密」であったが
陰陽師自体の地位はそう高くなく
平安中期にだんだん緩くなり
終いには病気の祈禱から呪殺まで
金次第でなんでもやるヤミ陰陽師
なるものまで現れたが
正当な技術を持った安倍晴明が
帝お抱えになっていくとともに
地位が高まっていった
今作は何度か映像化されてきた
夢枕獏原作「陰陽師」をベースに
安倍晴明が陰陽師になるまでの
前日譚を原作者監修でと
やや気風の違う映像化である
でどうだったか
個人的には20年前の
滝田洋二郎監督の野村萬斎の
やつが印象強かったしたまたま
知ったのもあって観に行っておくか
くらいの感じで観に行きましたが
これがまぁ面白かった
冒頭の陰陽師の存在から
育成組織などの概要のみならず
「呪」「暗示」などの成り立ち
平安時代の超格差社会まで
取り扱いながらややミステリー
そしてイ〇セプションのような
ストーリー進行もしていき
見ごたえ十分
話のテーマとしては
本当に起こっている「事実」と
その人がそう思っている「真実」
ここにまつわる様々なエピソード
が積み重なりながら
「きつねの子」と忌み嫌われ
ただの変わり者だった不良学生
安倍晴明が陰陽師になって
いくまでの物語
「キングダム」や先日の
「ゴールデンカムイ」などで
熱血主人公キャラがすっかり
板についてきた山崎賢人の
今度は一転クールなキャラも
よくはまっていました
ホント幅が出てきた
いつも横長なイメージがある
染谷将太が縦長の烏帽子をかぶると
こうなるのかってのもちょっと
面白かった笑
キャストもホント豪華です
そして先日アカデミーも獲った
白組のCGワークも見事なもんで
賞も貰ってこれから弾みがついていく
んじゃないでしょうか
たぶんこれ反響次第では続編
(と言う名の過去作リメイク)
もあると思うんでそれも
観てみたい出来ではありました
最近の邦画ノッてきてる気がします
まだ行けるまだまだ行ける
初日、会社帰りにふらっと鑑賞。普通に面白く見たが、チラシなどで期待しすぎた反動か、評価は星3つ。いつもの無いものねだりだが、映像もキャストも十分イケてるんだから、スジ方面もっともっと面白くしても良いよー、て感じ。画面に映る登場人物が学校と姫と帝に限定されていたが、どこかでモブシーンでも入れて市井の人々を助けるようなベタベタなシークエンスでも入れてくれたらハリウッド並みにスケール感も出せたかも。戦う相手が内輪だけだし。
山﨑賢人はじめキャストは期待通り、特に奈緒は正当ヒロインは初めて見たかもしれないが美しかった。
良くも悪くも少女まんが的
なるほど、女性監督らしい演出🤔
萬斎陰陽師の男臭さはない。
そこが良くも悪くも作品に大きな影響ありかな。
山崎賢人晴明は、萬斎陰陽師の若き日として
観るには美しくもあり優美でもありよかった。
これから成長していく清明に期待しちゃう。
博雅と清明の関係性が微笑ましい。
染谷将太、若干主役食ってたのも😆👍
その博雅と徽子女王の
恋愛事情は個人的にはいらなかったなぁ。
追記
泰家(#村上虹郎 )もっと観たかったーっ😂
草や木、花々が綺麗
付き添い鑑賞。
事前知識全く無し。
陰陽師とは
平安時代の国家公務員みたいな感じ
天皇貴族陰陽師/大きい壁/平民
学校がある
なんならたくさんいる(地域に1人くらいかと)
占いとか庶民?的なことやる
(封印や撃退、式神を操る、とかかなって)
学生(がくしょう)がそれぞれの授業学ぶのハリポタみがありすぎる
あれ?今思うとハリポタかな?
安倍晴明ときよまさマブダチすぎるやん。
染谷将太おもろ。
よしこ女王が、きよまさから文をもらいたかった。
読んだら断るわけいかない。
がもう…。
好きな人から渡された地獄行きの手紙だよな。かわいそうに。
思い合ってるのに叶わない。
幼い頃に両親から引き剥がされたり、
好きな人がいるのに、好きでもない人のところへ行けと言われるし、気の毒だわ。
それにしても安倍晴明ときよまさいいわあ。
友達じゃねえし、って言っときながら、
助け合ったら認め合ったり酒飲み合うの良い関係性だわ。
平安ファンタジーを求めている方はぜひ。
花畑や、水面に映って360度綺麗!みたいな映像見たい方はぜひ。
CLAMPのポストカード綺麗で、もらえてうれしかった。
安倍晴明と桜吹雪はよく合うよね。
映画館
24.4.19
人の心の闇が晴明を襲う。晴明と博雅の友情がいい。恋が裏(?)テーマ?。(追記)恋愛パートは要らないと言う意見に納得。
平安時代は人とモノノケと鬼が同じ場所空間に住んでいたというナレーションが入る。しかし、今回、安倍晴明(山﨑賢人さん)が戦う相手は実体があるモノノケや鬼ではなく、人の心に巣くう闇。 具体的には嫉妬心が鬼となり呪となって安倍晴明を襲う。
ヒェー(>_<)、鬼やモノノケも怖えーけど、人の心も怖ぇ~と思った。
後半に明らかになるが、結局 帝の何気ないひとこと 「 (天皇専属の陰陽師は) 安倍晴明ではどうか?」 が、陰陽師の総ボス藤原義輔(小林 薫さん)の嫉妬心に火をつける。それが今回の事件の発端。
年功序列か実力主義かという現代にも通じるテーマなのかもしれない。
心の闇は晴明にもあって、それは晴明のパパとママを殺したヤツに対する怒りと恨みだ。晴明が呪で意識の世界に落とされた際には、怒りの炎で晴明も危うくなる。それを間一髪、横笛で救ったのが最近友だちになった先々帝の孫・源博雅(染谷将太さん)。 博雅は最初こそ晴明に、 「お前なんか一生友だち出来ないぞ」なんてこき下ろしていたが、他人が晴明の悪口を言うと逆に「晴明はいいヤツなんだ」みたいなことを言って、一生懸命に晴明をかばう。なかなかイイ奴である。
身分と役職を越えた友情みたいな感じで、なんか青春物語っぽい感じがした。
安倍晴明だから戦いも基本は、結界張ったり、印を結んで呪術で怨霊退散なんて感じなんだけど、演じてるのが何せ山﨑賢人。山﨑賢人と言えば大立回りのアクショでしょう。というわけで、キングダムやゴールデンカムイとキャラが違うので1回だけなんだけど、監督がちゃんとやってくれました。平安調の着物を生かしたアクションが良かった。これこれ、これが見たかったんだよと心の中で大きくうなずく。
平安時代といえば恋を忘れちゃいけない(スッカリ忘れていた)。 描かれたのは、徽子女王(奈緒さん)と博雅の身分違いの禁断の恋。これがまたいいんだ。最初はお互い想いあってるのに口に出さない感じで、見ていて 「なーに中学生みたいなことやってんだ」と思っていた。それに安倍晴明の映画だから、この2人の恋バナはこれ以上広げないと思っていたら違った。ガッツリ描いてて、かなりグッときた。
村上天皇が徽子女王への文を博雅に託したところから、まじラブストーリーの様相を呈してきた。庶民なら自由恋愛がアリだったかもしれない。だけど身分制が厳しい貴族社会の恋となると簡単でないだろう、しかも相手は現職天皇だ。徽子女王への文を頼まれた博雅は断るわけにはいかない。ましてや、自分は徽子女王が好きだから遠慮してくれなんて口が裂けても言えない。一方、村上天皇からの文を博雅からのものだと思ってウキウキ気分で読んだ徽子女王は奈落の底につき落とされる。嘆き悲しみ激怒して博雅をなじる。 「どうしてあなたが持ってくるの、なぜ断らなかったの、どうしていつも皆んな私の気持ちを考えないで勝手に決めるの」。涙ながらに博雅が好きだという徽子女王にワシの心も張りさけそうじゃったヨ。このまま一緒に逃げようと言う徽子女王に、それは出来ないと言う博雅。そんなことは徽子女王も分かってる。2人の悲しみが怒涛のように打ち寄せる。うわー勘弁してくれ、油断した、安倍晴明の映画でこんな展開になるとは思ってもみなかった。それにしても2人が不憫でならん。 → (つづく)
(つづき)
中略 (/--)/ 。 そういうワケで深いところで博雅と繋がってることを知った徽子女王は笑顔になる。そしてその想いを胸に秘め、村上天皇のところへ行く決心をする。自分の身分、境遇をわきまえ、運命にしたがう。結局、想いを寄せる2人が一緒になれないのだから悲恋だとは思うが、奈緒ちゃんが笑顔なので良しとする。
「他の人を抱いていても、心はいつもあなたといるわ」というのも少しコワイ気もするが。
山崎賢人さん、古代中国、明治時代、平安時代といろんな時代に引っぱりダコだと思った。
【追記】2024(令6)/4/27(土)
「恋愛パートが気に入った」とレビューしといてこう言うのも変だが、他の何件かのレビューで 「恋愛パートは無くても良くね?」とか「それよりかもっと陰陽師の活躍や呪術の映像化を見たかった」というのが有って、言われていれば、ああ、そうだな、恋ばな部分は無くてもよかったなと思った。
確かに僕は、陰陽師・安倍晴明の呪術を使った活躍を見たいと思って見に行ったのであって、ラブストーリーを見たくて行ったのではないと改めて思った。
だが、恋愛パートも含めて楽しめたという感想はいまも同じである。
続編が見たいと思った。平安時代って記録が少ないから、フィクションではやりたい放題のなんでも有りだ。 映画監督、小説家、漫画家の腕の見せ所でもあると思う。
だけど、安倍晴明が空を飛んだり、竜の背にのって平安京の上空を飛び回るのだけは取りあえずやめてほしいとは思う。
「呪」と「意識」。
幼い頃、目の前で両親を殺され狐の子と噂される安倍晴明の話。
徽子の住む屋敷で琴が独りでに鳴り出す怪音と泰家の謎の死から動き出す晴明と、どんな気分の時でも笛を奏でれば憂晴らし出来ちゃう博雅と、その博雅の奏でた音は信じる安倍晴明、平安時代のストーリー。
序盤は人物像の説明、あらすじ的な感じから始まりエンジンのかかりが遅く、ちょっとウトついてしまった。泰家を殺したとレッテルをはられた後の晴明が覚醒した様に身のこなしが素早く屋敷から逃げるシーン辺りから面白くなったかな個人的に。
KINGDOM、ゴールデンカムイとここ数年キャラ者多めな賢人君だけど、たまにはナチュラルな彼の恋愛作品とかも観たいな何て思ってしまってう自分もいて…、数年前に公開された「夏への扉」も個人的には好きなんですけどね!と脱線しちゃったけど、何か続編ありそうな終わり方だし楽しめたから2作目待ってます。
好みな作品ではあったがやや尻つぼみは否めず
野村萬斎『陰陽師』シリーズが何か未だに好きで今作も気になったので鑑賞
個人的に好きな作品でしたのでシリーズ化希望
安倍晴明&源博雅のコンビが好きでキャラも良く二人の掛け合いをもっと見たい
序盤の説明多いところも分かりやすかった(見る人によっては不満なところか)
謎解き要素がミステリー好きとして楽しめたし映像美も
終盤の炎の龍に襲われた後に晴明(山﨑賢人)の髪の毛を解かれた姿に……同性ながら惚れた😄カッコいい
最初からこの姿ではないからこそ、この瞬間が映える
不満点
全体的に明るさが暗く感じた
せっかくのイメケンが勿体ない
晴明と両親の下りがあまりないのも残念(次作があれば期待)
謎解き要素も、もうちょいひねりが欲しかったし学生側にもう少し濃いキャラが欲しかったかなぁ
だからこそ犯人は妥当な線になってしまったのがやや残念
エンドロール中もあの笛の音を流して欲しかった
笛の音→エンドロール(少し)→おまけ映像→エンドロール(BUMP OF CHICKENの曲)の流れだったら
でも全体的にも主要キャラも役者も好みな作品でした
※最後、陰陽頭(小林薫)の最後のセリフが聞き取れなかったのが気になる😭
【ネタバレあり】良い点もイマイチの点も
公開初回を観てきました。
かつて野村萬斎さんが演じた映画「陰陽師」は正に安倍晴明イメージそのものであり、
「闇が闇として存在した」平安時代を見事に映像化した作品でした。
それが令和時代ではどう描かれるのか興味があり鑑賞してきました。
野村陰陽師と比較するのは酷だし野暮でしょうが、その前提でレビューを書きます。
【良かった点】
・まず予告編を観た時は「呪術=魔法」に見える派手な演出CGが目につき、
「陰陽師はフリーレンや転スラじゃないぞ?」と眉をしかめました。
が結論を言うとこれは杞憂でした。
魔法に見えたのはあくまで「精神世界」での出来事であり、
人の精神に影響を与える「呪」の延長という描かれ方であったのでホッとしました。
・ある意味、野村陰陽師よりも呪というものからかけ離れず、
超能力バトルではなくあくまで呪による対決であったのは好感を持てました。
・野村陰陽師でも描かれる蛙のエピソードが山崎陰陽師でもきちんと描かれ、
リスペクトを感じ、良かったです。
・博雅のキャスト、正直最初は違うなと思っていましたが、観ているうちに
博雅に見えてきました。悪くなかったです。
・下手なハッピーエンドではなく、悲哀もきちんと描いていたのは良かったです。
・最初が現代語ではなく古代日本語?だったのは良い演出でした。
・所々文字や図で情報を補うのも良かったです。
【イマイチな点】
・画面が明るすぎると思いました。
野村陰陽師は暗闇の中に何かいるのではないか?と想像を掻き立てられる、
絶妙なライティングなのです。
「闇が闇として存在した」平安にしては明るすぎるなと思いました。
・CG使いすぎではないでしょうか?超能力バトルではないのですが、
GCが派手なためかどうしても超能力バトルに見えてしまい、
そこが少々萎えてしまいました。
・何と言うか平安というより若干中華が混ざっていたような衣装やセットで
そこが違和感を感じました。薬屋のひとりごとを平安朝にしたというか。
・犯行動機や黒幕が微妙でした。
言ってみれば晴明への嫉妬が原因であの事件を起こしたわけですよね。
もっと平安京をゆるがすような巨大な陰謀を期待していたので肩透かし。
黒幕の男もそこまで大して存在感がなかったので、何だコイツかよって感じ。
・山崎君はシュッとした若い晴明で野村さんとは違う魅力がありましたが、
やはりキングダムの信のようなキャラの方が似合うと思いましたw
総論としてコンセプトや演技は悪くはないが、演出がイマイチかなと。
ただまあ、野村陰陽師ファンでもそれなりに楽しめました。
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