「暦博士がまさかの加藤保憲❗️」陰陽師0 かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
暦博士がまさかの加藤保憲❗️
原作や漫画は未読、過去作の2作の映画も未見。安倍晴明は興味がありながら、どちらの神社もまだ行ってない。
観る気無かったんだけど、好評レビューに釣られて観てみる。
山﨑賢人さん以外誰が出てるかチェックもせずに、鑑賞し始めていきなり北村一輝じゃんへーとなり、古語から現代語への変換時の演出に関心して掴みは、オッケーとなった。
しかし、暦博士の紹介で叫びそうになった「加藤❗️」と。
帝都物語を映画で見て、原作を読破して安倍晴明もそこから知ったのですが、よりによって帝都物語の魔人「加藤保憲」を陰陽師に据えるとは、何と挑戦的なと思わず席を座り直しました。
が結局、本作で1番テンションが上がったのは、そこだけでした。
以下、辛口になります。
本作が、お好きな方はごめんなさい。
平安時代の闇を謳うほどの闇は感じれませんでした。
小役人の心の闇だけでした。
途中、陰陽師の仕事を晴明がディスるシーンで、現代的な解釈を話すところは少し感心しましたし、この後どう見せる気だって思ってたら、晴明だけが本物だったって事のようです。
アクションシーンも、アクション監督と演者は頑張ってたのに、見せ方がアクション映えしない等身目線だけで、敢えてそうしてるとしたら、その効果は伝わって無いと思いました。
VFXも新商品8kテレビの宣伝?と何も刺さらないイメージでした。
なぜだろうと、以前の実写版陰陽師2作の部分シーン動画を見てみたら、そちら方が闇を表現しようとしてました。
雅な極彩色のお花畑は、対比として恐怖を纏った夜があってこそだと思います。
夜も明るく、闇の存在なぞ微塵も感じる事がないので、平坦なイメージだったと思います。
陰陽ともに心象から成る、自然や心根から祝も呪も発せられるとしたら、本作品は記号でしかないので平坦で響かないって印象でした。
こんにちは。共感ありがとうございました。
帝都物語見てないんですが、嶋田さんて未だにこのイメージ強いです。かぼさんのレビューで見たくなりました。
今作 陰陽師0はなんか、さらーっとしてましたよね。ホントにおっしゃるとおり闇が感じられなかったです。