劇場公開日 2024年4月19日

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「待望の夢枕獏原作の!」陰陽師0 totechinsyanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5待望の夢枕獏原作の!

2024年5月4日
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GWは特に用事もなく、新しくなったシネコンのメンバーシップで安く入れるので探してこちらを観に。

夢枕獏の小説は前に好んで読んでたんで、セレクトしました。

獏さんの小説は映像化難しいと、当時は思ってましたが、現代の技術で実現されて嬉しい限りです。『陰陽師シリーズ』もよく読んでました。

先週、ゴジラ×コングを観たんで、日米のCGの違いを改めて思いました。スケール感のハリウッド、精緻さと美しさが日本が極まって素晴らしい。

そして、内側を掘り下げて人の心象を鏡に映す日本の描写力は断然、日本映画です。まぁ日米どちらも好きだし、仏映画も露映画も好きですが。

内容は書きませんが、言葉の数々が珠玉でした。これは、また観ます。言葉を噛み締めたいです。人生経験を重ねるほど言葉に心を揺さぶられるようになりました。

キャストで少し気になったのは、純粋さと合わせて無骨さが欲しかった源博雅役の染谷将太の繊細なイメージに違和感。これは独善的な思い込みのイメージですが、今回のストーリには合ってました。

さて、これから夢枕獏さんの大好きな作品、『キマイラ・吼シリーズ』、『サイコダイバー・シリーズ』、『餓狼伝シリーズ』、『神々の山嶺』も映画にして欲しいです。

totechinsyan
totechinsyanさんのコメント
2024年5月5日

ガンーカタさん、ありがとうございます。朝6時に、ずっと前、僕が山屋だった頃に『神々の山嶺』を映画館で観たのを思い出し、アマプラで観直し、今、観終えました。あの頃と今の観た気持ちは全く別で、あの頃は蘊蓄ばかりでしたが、今は感慨深い、人の存在の意味を深掘りし、心の深淵に近づいた気がします。冬山の氷にピッケルとアイゼンを突き刺し、3点確保しながら10センチずつ、5センチずつ歩き、登り、見たことのない世界を自分だけの時空にする。言葉にできない心の震えを思い出しました。

totechinsyan
ガンーカタさんのコメント
2024年5月4日

昔から夢枕獏ファンで、格闘技会場(確かK-1)でお姿を拝見し、休憩時間中にたまたま持参していた本(涅槃の王)にサインを書いてもらったことがあります。と、自慢話は置いておいて、シリーズ物の映画化は難しそうですね、1作では伝えきれないし、何作も作るのはハードルが高そうです。過去には『大帝の剣』という残念な作品もありますし…
私は観ていませんが、『神々の山嶺』は2021年に映画化されていますよ。個人的には『闇狩り師』の映画化を希望します。

ガンーカタ