「“買う”という選択肢はない」リトル・ワンダーズ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
“買う”という選択肢はない
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ファンタジー風のモノローグから、まさかのガチ窃盗。
コメディの枠なら許されるイタズラ、程度の話だと思ってたので、いきなり引く。
その後も、「パイを買ってきて」と言うからにはお金を渡されてるハズなのに、材料は全部盗む。
主人公らが支払いをする場面は最後まで無い。
魔女だ魔法だのも本当にある模様。
ごっこ遊びのように、子供らがそういう“設定”でミッションに挑むのかと思ってたので、これも意外。
でもジョンや子供らには使ってなかったので、身内にしか効かない?
(アンナとペタルの術者同士でもなかったけど)
森の中のパートはなんだか冗長。
ヘイゼルはただの阿呆(グリルが美味そうで食べるのは分かるが)で、酒の抜けだけ異常に早い。
敵が間抜けだったり、アリスが何故か旧車の知識があったりとご都合主義。
知恵や勇気でピンチを切り抜けるでもなく、強調されてた射撃の腕もほぼ活かされない。
母親は帰らぬ息子たちを案じることすらない。
パトカーから逃げてもすぐ見つかるだろうし、ペタルの今後も含めて物語の先は不安要素のみ。
他にもあるけど、そもそも主人公たちが“悪ガキ”で済まない“悪党”なので応援できなかった。
良かった点としてはアンナが可愛すぎたこと。
すましてる時でも十分だけど、ダンスの時の笑顔とキスした後の照れ顔は色々吹っ飛びそうなレベル。
敵の双子など、女優陣は美人揃いでした。
最後のパイ作りの雰囲気もよかったので、まず倫理観を正してから脚本を書き直してほしい。
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