「憧れのヤシの木」グレース Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
憧れのヤシの木
ロシア南西部の山岳地帯や平原を旅して映画上映やDVD販売を生業とする父娘の話。
山岳地帯の川で水を汲む女性から始まって行くけれど…えっ?誰だったの?まさかこんな場所で?
海へ行きたいと宣う退屈そうにガムパッチンな娘を乗せて、時々商売や買い物をしながら赤いポンコツワゴンでキャラバン生活。
会話もあまり多くないし、地名を言われても良くわからないし、何もないところを走ること多々。
娘にしてもそこら辺にいる子どもや若者たちにしても、何もないという鬱屈観全開で、それが伝わってくるまったりなつくり。
これを15年って…。
最後は少しだけ動いたけれど、思ったのと違ったのか、諦めたのか、それとも最初からそれだけのつもりだったのか…フロントガラスの行もあるしどう捉えるかちょっと難しかった。
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