九十歳。何がめでたいのレビュー・感想・評価
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昭和カタギで何が悪い!
家庭を返り見る暇もなく猛烈に働いて高度成長を成し遂げ、女房子供を飢えさせる事なく無事定年を迎え、苦労を掛けたと思い女房に言う訳です。
『定年したら日本全国温泉巡りでも行こうか?』
奥様の答えは、、『無理!』旅先で迄亭主の面倒なんて見たく無い訳です。
奥様が旅行に行きたい相手は友達や娘や孫。亭主などベスト10に擦りもしません。
子育てもひと段落して第二の人生に生き生きしている奥様に対して会社人間だった旦那さんは地元に何らつながりもなく引き篭もりにまっしぐら。
定年退職。何がめでたい!(汗)
きっとツマラない、そう思ったが 観て好かった!生きてる実感がそこに。
原作:佐藤愛子さん「九十歳。何がめでたい」
この本を知ってました?読んでました?
恥ずかしながらタイトルだけ辛うじて知ってました。
現在100歳でいらっしゃる作家さんの本が映画化で。
しかもソレの主役が 佐藤愛子役:草笛光子さん(90歳)、
出版社担当役の吉川真也役:唐沢寿明さんでして。(;^ω^)
オモロイに決まっとるやないけ~ (勇気ある発言)出来る方は
そんなに居ないでしょう。きっと。
しかも草笛さん主役ですよ。3歩ぐらい下がるでしょ、皆さん。
昔、ドラマ撮り時に控室から本番直前で現場入り。
一気に空気感が変わったの覚えてます。そんな方迎えて撮るんですからね。
前田監督も変な力み方されたのではと感じます。
よって、普通の作品仕上がりと思ってましたけど、予想反して良かったかなと思ってます。
歳取って、思う事多そう。それを普通に本に書かれてて。
若い年配者の更に上の方が申す意見てチョット重要なのかもと。
----思った点---
①幼稚園増設を反対する老人意見を指摘している点。
この前もSNSで何処かの公園注意看板指摘が有ったけど。
金網にボールが当たって老人が迷惑、そう言うの理解できる人に成ろうって
球技を控えましょうって指摘有ったな。
世知辛い世の中に成ったなと感じるヒトコマですね。
②もう飼わない犬を飼う。ぐちゃぐちゃのゴハン。
この話の下りは、吉川とともに涙したわ。
何もしてあげた記憶がなく亡くなって行った犬の想いを
動物霊能力者の言葉を通して感じ得た所。成る程と思う。
人も動物も話さないと気持ちが伝わらない。その為に言葉や文字があって。
あの犬が助けてくれた恩を思っていてくれた事。ぐちゃぐちゃのゴハンを食べたいなと・・・そう言う感情が分かるって事が、歳を取るって事なんだと思うね。
③吉川と娘と妻との会話。
結局、家庭を省みない仕事人間の吉川が、妻と離婚。
それを薦めたのが傍で見ていた娘で。”もう母を自由にして前へ進める様にしてあげて。” この言葉 目が覚めるね。吉川にとって予想外だったと思う。
そして 娘のバレ-発表会を見に行って、妻に向かって心から謝罪。
縒りを戻そうと申し出るが、そうは成らない所が良い。
しかし、娘からLINEで”見に来てくれてありがとう” この言葉が来る。
吉川は今までに無かった 心に幸せが触れるのである。
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こう言う場面の成り上がりが今作の神髄だと思います。
歳を取って行くって事、それは人生喜怒哀楽の中で元気に生きて行くって事では無いでしょうかね。そう感じさせてくれる素敵な時間でした。
何時も大河の激流、山肌の爽やかな空気感の様なものを求めて映画館へ足を運んで居られる方からすると ツマラない作品に感ずるかもですが。
何処にでもある景色をどう感じ獲るか、どう過ごすかだと思いますね。
気になる方は、
是非 劇所へ。
何がめでたいということがほんとはめでたいかも。
冒頭、是非劇場で。オススメです。
話はエッセイを下地に進んでいきます。
面白い話、悲しい話、考えさせられる話、(あのワンちゃんは犬好きには堪えたなー)
大きな本ストーリーはありますが、連作短編集みたいで間延びしません。
チョイ役で、シミ…ミ…子さんとみた…監督が出てきて笑いを誘います。みた…監督、あれはアドリブだったのでしょうか?多分その確率は高いと思います。
草笛さん若いなー本当。それに演技も多分地でやってる。そう思わせるというか信じさせる演技ができるから大女優なんだろーな。
あと、個人的に大好きな俳優の唐沢さん。
唐沢さんの出る映画は個人的には久しぶりなんですが、あの主演キラーの演技は健在です。
地が面白いからなのか、真面目だからなのかよくわかりませんが、必ず作品にインパクトを出してほぼ主演になってしまう。すごい俳優さんです。
しかし、実話を元の作品だとは思いませんでした。作者の……さん、かなりぶっ飛んだ人ですね。
予告を観て予想していた通りのお話。
でもあったか人情味溢れる作品。
エンドロールで見せるリアルな佐藤愛子先生は草笛さんが演じた愛子先生よりももっとお茶目というか破天荒な匂いがぷんぷんw(お孫さん?と一緒のJKルックは…www)
そしてとにかく脇を固めるキャストが豪華!先日観た『明日を綴る写真館』で平泉成さんのためにみんなが集結したのと同じ感じなのかしら?
予告ではそれらキャスト勢がほとんど出てなかったと記憶してるから誰か出るたびに『あっ!凄い!』とプチ感動まで味わえて。
大好物の父と娘エピソードもあって満足💜(泣くほどでは無いが)
そして、何より観に来ていらした大勢の人生の大先輩方たちに感動!2月のQueen来日コンサートでもそうだったけど、高齢の方々が楽しんでる姿ってパワーもらえます❤ ❤ ❤
愛子先生!劇場でご一緒したみなさん!!世の中の高齢者の方々!!!みんな元気でお幸せに!!!
テレビ局主導の 絶対的安定感抜群。星5でも良い ただ安定しすぎて 愉快すぎて 映画としては普通作品 欠点ゼロ
コレは 少なくとも最近見た映画では 一番わかりやすく 一番気楽に 愉快に見える作品。99分
映画ファン。一家言ある人マニアの方 母数から除けば 誰しも高得点 俺も本音はほぼ100💯点です
お客様少なかったのが残念だけども、さすがに年金でやりくり苦労されてる方々には 映画館は敷居が高いでしょう@2,000
あっ 年齢割引🈹シルバー割引も多いので是非・・草笛光子さん姉妹共演【豆情報】
お客様には 初老と中年が全て 40台50代
でもね 万人受けのサクサク テンポの愉快な作品。笑えた。ただ あんなにハードカバーの本は売れないよねぇって思った。スクリーンで確認して❗️以下 酸いも甘いも 訂正
考えなくて良いから気楽に見れる。TBSは さすがに こういうドラマ的な映画は天下一品
佐藤愛子さん どうも嘘くさい遠藤・作さんの記述 影響力大だから勘弁してください ウソ書くのは ウイキペディア参照
けど コレは当然遠・さんが悪くて 実像は違うね
ただ 最近俺 少しだけ 映画ツウもどきだからこその 平均の星🌟
NHK朝ドラが似合いそう。
どうも気さくな方 申し訳ないが たぶん平成以降の世代の知名度がイマイチが残念
豪傑というかあっけらかん 孫と年賀状で コギャル姿 落武者姿 幽霊姿は爆笑
水も甘いも噛み分けた 『知らんがな』コメントは 遠藤さんのホラ吹きを一蹴レベル 痛快
この婆さん やるなぁって マジ思った。本📕購入したくなった。
遠藤さんの作品は正直興味ないけど 佐藤愛子さんのは読みたくなった
オン歳 100歳でご健在 恐れ入ります 平伏
今年 90歳の 草笛光子さんの メリハリの効いた言動演技も 年齢考えたら満点💯
佐藤愛子さんと若干ニュアンス違って 昭和生まれには認知度 99%くらい行く大女優だけど
映画🈶有料パンフで知りました 本作が 映画 単独初主演❗️意外
順主役とも言える 唐沢寿明さんの 昭和世代 パワハラというより酒ハラ赤提灯🏮の編集者
がユーモラスに盛り上げている 自分にも思い当たるふしがあり 爆笑🤣&🤏不安
実は特別出演的な オダギリジョーさん 石田ひかりさん LiLiCoさん 三谷幸喜さんの
マイペース スッとぼけ的な怪演が場を盛り上げる。あと清水ミチコさん
生き様人間模様が最高。疲れなくてサイコー 俺が映画に求めるのはこういうお気楽オアシス作品かも
全員 変な人 だけど 悪い人は出てこない ストレスフリー
有料パンフ🈶は勿論購入 テレビ局的な安定 要所押さえて読みやすくてバラエティ富む
俺、結構 和菓子はツウで よく家族に持ち帰るし 和菓子辞典的な本も2冊精読してるけども
作中出てくる和菓子 虎屋の羊羹以外は『八天堂』いつか買おうと思ってた程度
洋菓子も含まれてるけど お菓子の世界はマジ深い 『空也の最中』だけで制覇した気になってたぞ
『空也の最中』もうツウの逸品だけども
バーベキュー 肉が厚すぎ はビックリ‼️是非スクリーンで確認して❗️
俺も 『スマホ📱で人間は退化してることは共感』 ネット検索🔍パソコンは必要だよ❗️ただスマホは
佐藤愛子先生おっしゃる通り 危険領域だと思った
どっちが主役!
実話だったの?
宮野真守何役ですか❓名前見ても全然わからない。
あの、左遷されて行った部署の編集長ですか?すっごく爽やかだったな。あの人(笑)
後、吉川の元奥さん役もよくわからなかった。
顔はわかるのに名前がわからない…泣
見たことあるのに…
そして美容師役がLiLiCoも全然分からなかった。
内容は、もうめっちゃ面白かった。こんな90歳家族だったら絶対楽しいわ。
ディアファミリーより個人的には泣けました。
唐沢寿明さんも、もうおじさんね…私が中学の時特命係長只野仁を見て、かっこよさとエロさに人生の新たな扉を開けてしまったことがありました。
あの時からもう20年も経ってしまって、こんなむさくるしいおじさん役だなんて…
でも、素晴らしく面白かった。もう一回あのおじさん見に劇場行きたい‼︎
佐藤愛子役もすばらしくチャーミングだったし文章もすごくよかった。
また見に行きたい
何せキャスティングが大当たりな秀作!
直木賞ほか数々の受賞歴を持つ小説家、そしてエッセイストでもある佐藤愛子先生の同名エッセイ「九十歳。何がめでたい」を映画化した作品です。
彼女を演じるのが、またとんでもない大女優!今年九十歳とは到底信じられない美貌とずば抜けた演技力を兼ね備えた草笛光子さんです。
映画の冒頭で草笛光子さんの生誕90年なんちゃら・・・ってテロップ入ったので、あ、芸能活動長らくご苦労様・・・みたいなご祝儀作品?と勘違いしそうでした。
しかし、張りのある声、強い意志が表に現れる眼光鋭くしかし大変自然な演技・・・とてもじゃないけどご老人のソレじゃないわけです。主演として鑑賞者をスクリーンに釘付けにしてました。上記の大女優の評価も映画を鑑賞後の後付けの正当な評価で、決してご祝儀レビューではありません!
このキャスティングが大正解なのはいうまでもないのですが、脇を固める俳優陣も実力派ばかり揃えて安心してみてられました。
特に会社組織で存在自体がパワハラ、セクハラ(笑)、仕事中毒で家族なんて顧みないベテラン編集者の吉川役の唐沢寿明が分かり易い昭和感が出ていてとてもよかったです。役柄上同世代、かつ会社でも家庭でも似通った立場なので実はこっそり深く彼に共感してました(笑)。
ストーリーは非常に単純明解ですけど、扱う題材自体に大変深みがあり、しかもきっちりひとつの答えも出してくれる本作は爽快感がありながら人情味に溢れていて個人的には大好きになってしまいました。
おすすめです!
反省しました。
共感しかない😆
また新たな老後についての映画(笑)
これまで老後をテーマに、PLAN75とか数々の作品がありましたが。
今回もなかなか良かったです!88歳で一度断筆宣言した作家が、90歳で再度オファー!!
しかも毎回編集者が持ってくるお菓子が様々で、でもなかなか引き受けないけどとりあえずお菓子はもらうとか(笑)うんうん、そのしたたかさ、大事ですよね。
そうか、長生きするとお茶する友達もだいたい先にあの世へ行ってるのか。。!
わりと1人でガンガン行動するタイプなんで、別に1人で映画でも旅行でも喫茶店でもレストランでも入れるけど、そうだな〜確かに気持ちがわくわくしないと「やっぱり面倒くさい〜」ともなっちゃいそうなの分かる(笑)
幾つになっても自分がワクワクすることを無くさないでいるのは大事なんだな、と思いました。
そして、さんざん振り回されてほんっとーーーーーーにもう無理!!!ってなった人には笑顔で「あなたのこと嫌いだから!」って言えるメンタルでいようと勉強になりました!(笑)
_φ(・_・
さ〜自分は何歳まで生きるんだろう、とりあえず映画館ならさほど体力要らないし(1日3本が限度だけどスケジュール考えるの楽しいし)
今のところシニア料金になったらマジで何曜日でも安いよな〜いいな~~と日々思っているので、シニア料金になる日を楽しみにこれからも生きていきます(笑)
今後、シニア料金開始年が引き上げに変更されないことを祈ります(笑)
90歳の最高峰
草笛さんの元気な熱演と宮野真守さんが観たくて映画館へ。
佐藤愛子さんには詳しくないけれど、ご高齢でも仕事に恵まれお金もあり、立派なお宅に娘さん孫娘さん、血の繋がった女ばかりの3人家族。
ここで唐沢さん役のような気難しい娘婿が同居していたら、こんなコミカルな話にはならないだろう。
とにかく恵まれている、もちろん草笛さんも。
こんな高齢者は一般人の中にはいない。
それでも嫌味が無く観れるのは佐藤愛子さんのキャラクターかもしれない。
高齢者の最高峰に位置していても、老いる事には色々思うのだなぁ…。
老いについては自分自身も頷く事ばかり。
見捨てられ役の唐沢さん、家族を粗末に扱えばそんなもんだろう。
俺は偉いと思っているうちは粗末に扱っている事に気が付かない。
草笛さん、滑舌も良く演技力もありしっかりしていてさすが。
宮野真守さんも良かったし、三谷さんのタクシードライバー役も面白い。
若手男性スタッフの反応の薄さもいかにも今どきの若者で笑えた。
座席にはココって映画館?と思えるほど8割方お年を召した方々ばかり。
内容的に若い人は来ないのだろうが、高齢社会日本だもの、これでいいのだ。
面白い
佐藤愛子さんの衝撃エッセイ
もうずいぶん前になるが、佐藤さんのエッセイを読んだことがあります。
新婚1日目の話。
(以下、多少品がないので、いやな方はここまで)
佐藤さんはお見合いで結婚されて、時代も今とは違うので、夜の経験もなかったそうです。そこで、事前に本を読んで、どんなことをするのか調べていました。
学習通り事は運んだのですが、やっとのことで、うまくいったと思い安心していたところ、ご主人が何やらもぞもぞ動き出します。
動く必要があるとは知らなかった佐藤さんは、「この人、変態かしら」と思ってビックリしてしまいました、という話でした。
(記憶が曖昧で、どのエッセイ集に載っていたかも忘れてしまい、今、確認ができないため、多少、内容と変わっているかもしれません。ただ、このエッセイを読んだ時の衝撃は忘れられないものになりました)
この映画は何より草笛光子さんの魅力に尽きます。草笛さんが90歳なんて信じられません! とっても素敵な女優さんです。
相棒の人情味のある編集者をうまく演じておられた唐沢寿明さんの演技にも注目です。なのに評価がこうなったのは、ひとえに監督のセンス。予告がテンポよく素晴らしかった分、物足りなく感じてしまいました。予告を作るのは監督とは別の人なのでしょうか。(自分は監督なんかできもしないくせに勝手なことを書いて申し訳ありません)
でも、映画は、主演お二人の頑張りもあり、とてもよい映画でした。
追記
この映画館で、おばあちゃんを連れたお孫さんとお見受けする二人組を見ました。おばあちゃん孝行で連れて来られたのでしょうか。思わず心がほっこりとなりました。なんか、いいですね!
世の中の常識は変わり続ける。
予告編からして、もしかしたら高齢者のラブコメかもと思いながら着席。
90歳の小説家、佐藤愛子を演じる草笛光子、実際に90歳なんだ。すげ〜な。
彼女の元にやってきた編集者の若者からエッセイの連載を依頼されるが断る。そりゃそうだ自分的には小説家を引退してるんだもんな、今更そんなプレッシャーに耐えられるとは思えないよね。編集者達の打合せで、諦めたくなかった、唐沢寿明演じる中年の吉川真也が、何度も彼女を訪れる。え〜、断られてるのに、何度も何度も訪れるなんて、凄い情熱だ。この2人自分の考えに自信があるんだろうな。
それにしても、吉川は会社のみんなから嫌われていた。昭和の上司の感じが強く、現代的にはパワハラやセクハラの対象者だ。ただ、おっさんの自分としては、情熱的で働き者のカッコいい奴としか思えなかった。世の中変わったよな。
吉川の情熱に押され、エッセイを書き始めた愛子、婆さんだもんそりゃ大変だよね。なんて思ってたら大人気に。何でそんなに!?
仕事の話はともかく、90歳でちょこっと記憶力は落ちてるけど、ボケ感はなかった愛子、実際の本人もそうだったんだろうな。
驚いたちょい役、リリコ、オダジョー、石田ひかり。皆んな1分ぐらいだったね。
とにかく50歳の吉川には共感度マックス。愛子の生活は自分の母親を観てるみたいで、ずっと泣き笑い。特にエンドロールで泣けちゃった。とっても楽しめました。
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