九十歳。何がめでたいのレビュー・感想・評価
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ライフワークがあれば死ぬまで生きられる
佐藤愛子先生は死ぬまで書くし草笛光子さんは死ぬまで演じるんだろうなあと思いました。
引退して余生を…と周りは言っても、働き者な人は何かしらやるべきことがあった方が長生きするしゾンビ化しないんでしょうなあ。
「やるべきこと」「やらなきゃいけないこと」に費やす時間を歳を取るごとに減らせば良いだけで、ゼロは良くないですね。
そういう学びがある映画はよい映画です。
というわけでこの映画はよい映画です!
それにしても90歳おめでとう!で映画が作られる草笛光子さん、すごーい。お人柄なんでしょうね。
ほんで足腰もすごーい。
88歳で死んだ祖母を思い出すとホント元気な90歳さんですね。
人前にたつような俳優をされている、というのもあるのでしょうが、こんな年の取り方したいですね。死ぬまで生き生き、足腰ピンピン!何かライフワーク見つけよ…
エッセイ本が読まれるシーンは誇張している
原作のエッセイ本は未読です
断筆宣言をした90歳の作家がエッセイを書く内容が映画化されている
どこまで事実なのかわからないが
エンドロールで年賀状のエピソードは事実なんだ
編集者はパワハラ気質で会社を異動させられ妻や子供に逃げられてしまった
編集者が企画をそこまで粘り強く持ち込んだ理由はちょっとよくわからない
90歳の化石みたいな作家ということで共感したんだろうか?
本がベストセラーになったときの演出は正直過剰に見えてしまう
エッセイの一部が本作では読み上げられるが
そこまで「一刀両断」している感じはなかった
病院で検査を2週間も待たされると言われるのは、正直自分もショックを受けると思う
編集者が妻と再会するが
結局、離婚は避けられなったので
ここらへんは現実的なのかな
「草笛光子 生誕90周年記念作品」とでるが
これがどこまで本気かわからない
ちなみにアニメ映画そこそこ観てるはずなのに
宮野真守がでていたことがわからなかった
そして、三谷幸喜もいたことがわからなかった
リアル90歳の草笛光子の演技に圧倒されると共に、大きな活力も貰うことができた
前田哲 監督による2024年製作(99分/G)日本映画。
配給:松竹、劇場公開日:2024年6月21日。
とっても、面白かった。
エッセイを映画にするなんて、とてもとても難しいと思うのだが、よくぞここまでにというレベルまで仕上げた、知らなかったが脚本の大島里美さんに拍手!
そしてやはり、主人公佐藤愛子を演じたリアル90歳の草笛光子(角川映画等で馴染み深いが初主演とか)に、圧倒された。最初の方の鬱々とした姿、それがエッセイ執筆と共に、ドンドンと元気になっていく変化の見せ方は見事で、その姿に大きな活力をいただいた気がした。90歳でも世の中の為になる仕事ができると思うと、まだ自分はひよっこで、まだまだ長く頑張れるかもしれないという気にもさせてくれた。
二枚目を封じて佐藤愛子に執筆を再三依頼する編集者をコミカルに演じた唐沢寿明も大好演。定型的だが、仕事に没頭してきたもののパワハラ男と職場で干され、家庭顧みずに妻と娘に愛想尽かされる仕事人間の悲哀を、共感を抱かせるかたちで見せて、この俳優を改めて見直した。
その他、オダギリジョー、清水ミチコ、石田ひかりもチラリと登場。草笛光子が自論を吠える相手のタクシー運転手が何故か三谷幸喜で、印象的でもあった。
そして、前田哲監督、昨年見た「ロストケア」監督・脚本とのギャップの大きさに、かなりの魅力を覚えた。
監督前田哲、原作佐藤愛子、脚本大島里美、企画岡田有正、 古賀誠一、 石塚慶生、プロデュース岡田有正、プロデューサー近藤あゆみ、 山田大作、撮影山本英夫、照明小野晃、録音
加藤大和、美術安藤真人、装飾松田光畝、衣装立花文乃、衣装(草笛光子)市原みちよ、ヘアメイク宮内三千代、ヘアメイク(草笛光子)中田マリ子、サウンドエフェクト小島彩、
視覚効果豊直康、編集早野亮、音楽富貴晴美、主題歌木村カエラ、音楽プロデューサー溝口大悟、 笹原綾、助監督久保朝洋、スクリプター杉本友美、制作担当田島啓次。
出演
佐藤愛子草笛光子、吉川真也唐沢寿明、杉山桃子藤間爽子、水野秀一郎片岡千之助、吉川美優中島瑠菜、テレビの修理業者オダギリジョー、海藤ヨシコ清水ミチコ、美容師LiLiCo、倉田拓也宮野真守、総合病院の窓口女性石田ひかり、タクシー運転手三谷幸喜、吉川麻里子木村多江、杉山響子真矢ミキ。
ほっこり
人生はバランスが肝心
オダギリジョーが脇役で出る映画は間違いない
草笛さんがリアルで90歳であることを踏まえて、本当に面白かった。向こう50年の目標として「面白い爺さん」になるために、何をすればいいか、勇気づけられた。
映画を見過ぎで離婚されそうな状況ですが、別れたっていいよね? とも思い、私も佐藤愛子さんに背中を押されたのかもしれません。
演者のリアルと物語のリアルが交錯するという意味で、「カラオケ行こ!」に匹敵する「映画の奇跡」に触れ合えた気がしてます。
面白い爺さんになるぞ!!!!
身にしみる。
わたし、今年56歳
わたしの母82歳
やっぱり。
草笛光子さん、すごいわ。
女優業がすごすぎ
最後まで楽しかったなあ。
脇を
固める役者さんたち、また、良い
ありがとうございました!
意外と泣ける!草苗光子の歯に衣着せぬ発言が気持ちいい
サバサバして明るい佐藤愛子先生に、草笛光子さんがナイ・キャスティング‼️
楽しい映画でした。
もうクスクス大笑いしました。
観客がなんと私一人でしたので、遠慮なく笑えました。
草笛光子さんの生誕90歳記念映画、でもあり、お祝いムードもあり、
明るいムードの楽しい映画。
時代遅れの熱い編集者に唐沢寿明さん。
なんと、いつも颯爽としたイケ面の雰囲気を拭い去る熱演。
妻子に愛想を尽かされて、出ていかれてるのです。
ちょっと気の毒で同情しました。
でも吉川さんは、思い遣りが欠けていましたね。
愛子先生の孫娘ちゃんとのコスプレ年賀状・・・
これは傑作でした。
家族でもコミュニケーションや茶目っ気にユーモア。
楽しい家庭の大事さ!!
家庭はみんなの憩いの場所。
やはり吉川さんは、自分のことばかりしか頭に
なかったんですね。
でも仕事は熱心です。
88歳で燃え尽き症候群で絶筆宣言をした佐藤愛子先生。
エッセイ執筆の依頼を断り続けますが、
唐沢寿明演じるへ編集者の吉川真也の熱意に粘られて、
とうとう連載を始めることに。
手土産のお菓子に目の無いところが可愛い。
ズケズケした口調、忖度しない物言い、正論、
本当に素敵な90歳です。
そして愛子先生は書くことで元気と生き甲斐を感じるのです。
いつも颯爽として本当に美しい草笛光子さん。
私の憧れの人です。
この映画では、やはり弛んだ顎の下のぜい肉。
手の平のシミなどもバッチリ写っています。
年相応の面も見せてくれて、ますます親近感が湧きました。
タクシー運転手役で、三谷幸喜さん、
人生相談の回答者に清水ミチコさん(さすがの化け方でした)
美容師役のLiLiCoさん、
こちらもちょっと見では、分からないレベルでした。
サスペンスとサイコスリラーしか読まないので、愛子先生の本は
読んだことがありません。
早速Amazonに文庫を注文しました。
何気に、映画化効果なのか売れ行き上々です。
佐藤先生は、昨年なんと100歳におなりとか、
おめでとうございます‼️
気分直しに見ましたが
草笛光子ははたして演技なのか?
いい人生ですね
期待感が高すぎた
五十歳。 残りの半生 どう生きて死ぬ⁉️
(51ですが。)
母の遺品整理を🗃️ガッ!とやっては休み、疲れて長〜く休んではまた再開しぃで、ちょとずつ片付けを続けて早1年🗓️
文学少女であった母(ついでに姉も)の部屋には書籍が多数📚寝室のベッドサイドやトイレの収納棚やその他の箇所にも📚
📚を入れた📦🗃️複数 をブクオフに処分しに行くこと数回(だいたい買取価格は1/20くらいか⁉︎)
そんな本の中に佐藤愛子さんの著書が複数冊あり、私もエッセイの目次に目を通し、読んでみたいなと思ったものを幾つかピックアップし自室に持ち帰るも、その後なかなか表紙は開かない(本を読むことがホント面倒くさくなった)😓
彼女がどんな女史か姉に尋ねたら、親族になかなかの大変な人がいて苦労をさせられ、それを著した📖『血脈』を姉も一気読みして女史に感服したと。
私としてはその程度の予備知識のみで観に行きましたん。
女史と御歳同いの草笛さんが演ずるのは良いですな👏🏼
うちの父👴🏻も近い歳でテレビばかり観ております。
まあストーリーというか実話に基づいて であろうお話に特に心踊らされることはなかったですが、犬や人の喜怒哀楽シーンで2~3度😢涙が滲んだりもしつつで、それなりに楽しめましたん🙏🏼
他の観客はおば様が多しでした。
途中からがなぁ
どこを切り取っても文句が無い傑作!
断筆宣言をした佐藤愛子にしぶとく連載してもらう為に自宅に通いつめるのは唐沢寿明。見た目があまりにも変わっていたので最初、「 吉岡秀隆、身長伸びたなぁ? 」 と思ってました。
出演している役者の誰もがベストアクトで、草苗さんなんて90才でこんなに元気なんだから俺も負けてられないなと自省しました。予告編でも面白そうだったけど、婆さんが無双しまくるサマは痛快でした。こんなお年寄りになりたいものです。
母との思いでを重ね合わせて
映画とエッセーは、合わせて評価。
「九十歳。何がめでたい」タイトルがいい。以前ならば長寿は喜ばしい事であり、皆が祝うものであった。しかし、実際に九十歳を超えた作家佐藤愛子は、本人にしか分からない悩みや憤りを抱え、高齢であることがとても「めでたい」ものではないことを実感していた。佐藤愛子の反骨精神と言うか「へそ曲がり」な性質がよく表れているタイトルである。
現役を引退して、平和で豊かな老後を送る人もいる。しかし作家というのは、心の中を文章で表現せずにはいられない人種である。特に佐藤愛子のような「我が強い」人はなおさらである。書くことをやめたら、自分の居場所がなくなるだろう。映画開始早々の彼女のやる気のなさはまさにそんな状態である。
編集の吉川と佐藤は、相性ピッタリである。遠慮なく相手に文句が言えるところがいい。お互いに我が強くて世間一般の常識から少し外れたところで生きている。二人とも自分が自分らしく生きられる場所を探して生きてきた似た者同士である。佐藤愛子は断筆宣言して自分を見失うが、執筆再開したエッセーで世間の評判を得ることになる。吉川は時代遅れとされる仕事ぶりで会社での立場が危うくなるが、佐藤愛子のエッセーを世に送り出して自分なりのやり方を貫いた。別れることになった妻娘との関係を修復できたのも、愛子先生のおかげかもしれない。そういう意味でも二人はいいコンビである。
エッセーの「九十歳。何がめでたい」は、この作品の原作というよりは、裏話的なストーリーなので、エッセーの面白さはあまり伝わらない。エッセーを読んで本当に面白いと思えたら、この映画の評価もその分上がるだろうと思える。すぐに読んでみようと思う。
草笛光子さんはじめ、ご高齢で活躍されている方(特に女性)が多い。敬意を表したい。
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