九十歳。何がめでたいのレビュー・感想・評価
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大ヒット上映中!こりゃめでたい!
満席に近い状態
事前予約せずに行ったら△だったので焦りました笑笑
上映されて時間経ってるのに満席に近いのでレビュー通り面白いんだと
年老いて気力無くした作家の先生と時代に合わせられずに見放された編集者
隅っこに追いやられた者同士がタッグを組んでエッセイを出す痛快コメディ
佐藤愛子先生の本が元になってるんですね。
年老いた自分と時代のギャップを面白おかしく描いてます。
TVの不調がリモコンの操作ミス?
リモコンのボタンが複雑すぎるんでしょうね
私も全てのボタンを把握しているわけではありません笑笑
電気屋さんに出張費だけ取られる虚しさは面白かったです。しかも電気屋オダジョー笑笑
唐沢さんのしょぼくれた編集者も良かったです。ハマってた!
こういう感じで長生き出来たらラッキーだろうなと思います。
エンドロールで佐藤愛子先生が100歳と流れた時、劇場がどよめいてた。
未だにご健在で素晴らしい!
予告編で感じた通りの作品
90歳の作家佐藤愛子と古い時代の微パワハラ系の編集者吉川の物語。
断筆宣言したはいいもののなんとなく陰鬱な生活をしていた佐藤愛子が左遷された吉川に乗せられて復帰する話。
古い時代の人間である佐藤愛子が現代的な編集者では復帰しなかったのに、古い時代の編集者である吉川の押せ押せに乗せられてしまうところ、それにより生きがいを取り戻していくところは良かった。
また吉川についても古い自分本位の考えを左遷や離婚や佐藤愛子との関わりなどを契機に見直していくところも良かった。
ただあまりにもテンプレ過ぎて素直に感情移入できないところがあった。
佐藤愛子や吉川のキャラがテンプレなのは良いとして、会社や病院の対応や子どもの言葉なんかはテンプレ・シンプルなお役所対応的な形に素直に感情移入できずイライラもやもやした。
テンプレに逃げずにもう少しウェットで現実的な形にしてほしかった。
エンドロールで立たないで最後まで観てね。
この監督と草笛光子の前作「老後の資金がありません!」では
「助演の草笛光子が出ている場面だけ面白い」という
所謂「怪獣映画の怪獣出てないドラマ部で退屈している未就学児童」状態に陥り困りまくったのですが
今回は「ゴジラ×コング 新たなる帝国」のコングのように草笛光子が出ずっぱりで大暴れなので楽しいことこの上ないです。
まあ、このヒロインが近くにいたら「有難くない」のですが
寅さんしかり
「釜石ラーメン物語」
しかりで
そういう方を愛おしく想わせるのが人情喜劇の基本なので
余計な事考えずに楽しみました。
興行収入10億という松竹的には大ヒット(東宝だったら鼻糞でしょうが)
こういう「松竹でござる」な作品が興行的に成功するのは喜ばしいことで
また同時期に「とても松竹とは思えない」大問題作(あの「やらかし」に関しては悪い意味で「大手とは思えない」のですが、今後の問題提議になったのもまた事実でしょう)を公開している松竹はあなどれません。
私は仁義として同じ日に鑑賞いたしましたが、観る順番を誤るととんでもない事になります。
さて、ここからネタバレしないように頑張りますが
草笛光子(=佐藤愛子)と孫の間にあるセレモニーがあり
これとても微笑ましく嬉しいのですが
エンドロールで、佐藤愛子ご本人による「本物」を魅せて(誤植じゃないです)くれます。
逆にいうと「エンドロール」だけで元がとれるので、最後まで観ることをお勧めします
90歳。 何がめでたい
「生誕90年記念映画」に驚いた
生誕90年記念
のつかみは結構良かったと思う。
そこ⁉︎とツッコミを入れたくなった。
佐藤愛子さんメインじゃないんかいw
例によって消去法による苦渋の選択で観賞したのだが、
冒頭からエッセイに関わるエピソードまでは良かった。
痛快だったり胸にじんわり染みたり、原作を読んでみたいと思わせられた。
だが、本を出版してからの余りにもわざとらしいくだりや
編集者のどうでもいいと感じられるプライベートは冗長で鼻白んだ。
それは最後まで持ち直せずに終了。
矍鑠としたお年寄りは悪くない。
だが、個人的には相応に枯れて行く方が好みで凄みも感じるかも。
故樹木希林さんは別格として。
いずれにせよ原作はチェックしよう。
九十歳。何とめでたい
怒鳴る人は嫌い
草笛光子さんがキュート
この方、こんなに可愛らしい女性とは気づきませんでした。
そして、佐藤愛子さん、失礼ながらご存命なんですね、素晴らしい!
やりすぎでしょ、と思うところ多々あって、声上げて笑ってしまいました。
言いたいことを言って周囲に毒づいて、甘いもの大好きお肉もがんがん食べちゃう
娘と孫娘と暮らしていて、孤独でもないしストレスも少なそう。
はあ、お元気な方はこういう感じなんですね、なんか羨ましい。
愛子先生はばっさり割り切る感じで陰湿なところがないので嫌われないんでしょう、というか、富も名声もある大御所ですからね、皆さん持ち上げますよ。
吉川さんにはツンデレ気味で、良いトモダチみたいでした
愛子先生が家電修理を依頼したら結果的に故障じゃなかったのに出張料を取られた、昔はよかった、と文句言ってたけど、出張者の手間暇かかってる。専門知識と技術と能力を利用し、車出させて燃料もかかってるし、その人の時間も使った。
日本人って形のないもの、専門知識とか技術とかはタダだと思ってるってよく言われますが、形のない自分の「能力」でもって食ってる作家であれば、それこそ形にならないものの価値にお金払うのは当然だとむしろ積極的に払いそうだと思いました。
あと、まあ、便利なものは使えばよいのでは、と思う。
便利なものがあろうがなかろうが頭使わない人は使わないんじゃないでしょうか。
時代遅れの編集者ですが、怒鳴る人、特に怒鳴る男性は私も嫌いです。
怒鳴れば相手は言うことを聞くかもだけど、渋々従ってるだけですから。
よりを戻せないかと聞いたら奥さんに「ありえない、私あなたが嫌いですから」と言われてしまうのは痛快。戻らないままなのが新しくて良いと思いました。
彼も意地が悪いわけじゃないし良いところもあるが、友達ならもしかしたら面白いかもだけど上司とか夫にはしたくないです。
桃子ちゃんのファッションが、TBSとか昭和のホームドラマとかで見かける記号みたいな若者ファッションで、10年くらい前でこんな人いる?と思ってしまいました。
三谷幸喜がノリノリで楽しそうでした。
ライフワークがあれば死ぬまで生きられる
佐藤愛子先生は死ぬまで書くし草笛光子さんは死ぬまで演じるんだろうなあと思いました。
引退して余生を…と周りは言っても、働き者な人は何かしらやるべきことがあった方が長生きするしゾンビ化しないんでしょうなあ。
「やるべきこと」「やらなきゃいけないこと」に費やす時間を歳を取るごとに減らせば良いだけで、ゼロは良くないですね。
そういう学びがある映画はよい映画です。
というわけでこの映画はよい映画です!
それにしても90歳おめでとう!で映画が作られる草笛光子さん、すごーい。お人柄なんでしょうね。
ほんで足腰もすごーい。
88歳で死んだ祖母を思い出すとホント元気な90歳さんですね。
人前にたつような俳優をされている、というのもあるのでしょうが、こんな年の取り方したいですね。死ぬまで生き生き、足腰ピンピン!何かライフワーク見つけよ…
エッセイ本が読まれるシーンは誇張している
原作のエッセイ本は未読です
断筆宣言をした90歳の作家がエッセイを書く内容が映画化されている
どこまで事実なのかわからないが
エンドロールで年賀状のエピソードは事実なんだ
編集者はパワハラ気質で会社を異動させられ妻や子供に逃げられてしまった
編集者が企画をそこまで粘り強く持ち込んだ理由はちょっとよくわからない
90歳の化石みたいな作家ということで共感したんだろうか?
本がベストセラーになったときの演出は正直過剰に見えてしまう
エッセイの一部が本作では読み上げられるが
そこまで「一刀両断」している感じはなかった
病院で検査を2週間も待たされると言われるのは、正直自分もショックを受けると思う
編集者が妻と再会するが
結局、離婚は避けられなったので
ここらへんは現実的なのかな
「草笛光子 生誕90周年記念作品」とでるが
これがどこまで本気かわからない
ちなみにアニメ映画そこそこ観てるはずなのに
宮野真守がでていたことがわからなかった
そして、三谷幸喜もいたことがわからなかった
リアル90歳の草笛光子の演技に圧倒されると共に、大きな活力も貰うことができた
前田哲 監督による2024年製作(99分/G)日本映画。
配給:松竹、劇場公開日:2024年6月21日。
とっても、面白かった。
エッセイを映画にするなんて、とてもとても難しいと思うのだが、よくぞここまでにというレベルまで仕上げた、知らなかったが脚本の大島里美さんに拍手!
そしてやはり、主人公佐藤愛子を演じたリアル90歳の草笛光子(角川映画等で馴染み深いが初主演とか)に、圧倒された。最初の方の鬱々とした姿、それがエッセイ執筆と共に、ドンドンと元気になっていく変化の見せ方は見事で、その姿に大きな活力をいただいた気がした。90歳でも世の中の為になる仕事ができると思うと、まだ自分はひよっこで、まだまだ長く頑張れるかもしれないという気にもさせてくれた。
二枚目を封じて佐藤愛子に執筆を再三依頼する編集者をコミカルに演じた唐沢寿明も大好演。定型的だが、仕事に没頭してきたもののパワハラ男と職場で干され、家庭顧みずに妻と娘に愛想尽かされる仕事人間の悲哀を、共感を抱かせるかたちで見せて、この俳優を改めて見直した。
その他、オダギリジョー、清水ミチコ、石田ひかりもチラリと登場。草笛光子が自論を吠える相手のタクシー運転手が何故か三谷幸喜で、印象的でもあった。
そして、前田哲監督、昨年見た「ロストケア」監督・脚本とのギャップの大きさに、かなりの魅力を覚えた。
監督前田哲、原作佐藤愛子、脚本大島里美、企画岡田有正、 古賀誠一、 石塚慶生、プロデュース岡田有正、プロデューサー近藤あゆみ、 山田大作、撮影山本英夫、照明小野晃、録音
加藤大和、美術安藤真人、装飾松田光畝、衣装立花文乃、衣装(草笛光子)市原みちよ、ヘアメイク宮内三千代、ヘアメイク(草笛光子)中田マリ子、サウンドエフェクト小島彩、
視覚効果豊直康、編集早野亮、音楽富貴晴美、主題歌木村カエラ、音楽プロデューサー溝口大悟、 笹原綾、助監督久保朝洋、スクリプター杉本友美、制作担当田島啓次。
出演
佐藤愛子草笛光子、吉川真也唐沢寿明、杉山桃子藤間爽子、水野秀一郎片岡千之助、吉川美優中島瑠菜、テレビの修理業者オダギリジョー、海藤ヨシコ清水ミチコ、美容師LiLiCo、倉田拓也宮野真守、総合病院の窓口女性石田ひかり、タクシー運転手三谷幸喜、吉川麻里子木村多江、杉山響子真矢ミキ。
ほっこり
人生はバランスが肝心
オダギリジョーが脇役で出る映画は間違いない
草笛さんがリアルで90歳であることを踏まえて、本当に面白かった。向こう50年の目標として「面白い爺さん」になるために、何をすればいいか、勇気づけられた。
映画を見過ぎで離婚されそうな状況ですが、別れたっていいよね? とも思い、私も佐藤愛子さんに背中を押されたのかもしれません。
演者のリアルと物語のリアルが交錯するという意味で、「カラオケ行こ!」に匹敵する「映画の奇跡」に触れ合えた気がしてます。
面白い爺さんになるぞ!!!!
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