劇場公開日 2024年6月21日

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「病床の母が元気に」九十歳。何がめでたい 花鳥風月さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5病床の母が元気に

2024年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

母が入院しており、病院に行く合間に鑑賞してきました。
そして佐藤愛子先生パワーを母に伝え、入院中ですので映画を見に行くことは
できないので「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」
を差し入れしたところ
それまでなかなか好転しない病状にしおれていた感じでしたが、
本を1日1冊のペースで読み。急に気力が出てきたので助かりました。

映画の内容は前半は作家活動をやめていた佐藤先生が描かれ、張り合いもなく
体も弱る一方。動くのは新聞を門まで取りに行くぐらい。
この様子を草笛さんがノーメイク?に近い状態で
一番最初は先生がご存命とも知らずおそらく晩年の様子なのか…と勝手に想像する
ようなシーンが撮られていました。
そこから時代遅れの編集者に押しまくれ、作家活動を再開するいきさつ。
これも非常に面白かったです。
そして「九十歳。何がめでたい」というエッセイ集が完成。
これが大ベストセラーとなり、記者が押し寄せ先生もどんどん張り合いを取り戻す
という元気が出る話。

かいつまんで映画のあらすじを入院中の母に伝えたところ
「そりゃ映画も面白いだろう。目に浮かぶわ」とのこと。
大病ですので映画にはいかれないけど前述のとおり、本を持ち込んだところ
元気をいただき、無事退院することができました。

花鳥風月