「おでんアタック」朝がくるとむなしくなる Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
おでんアタック
実家を出て東京で就職したが早々に退職し、コンビニバイトをして日々を過ごす24歳の女性の話。
あらすじ紹介には人生に諦めがなんたらとは書かれているけれど、特に沈んでいたり行き詰まっていたりする様子は観てとれず、自分から積極的に人に絡んでいく感じはなかったけれど、普通の若い女の人という感じ。
「飯塚さん」と「大友さん」の少しぎこちないところから始まり酔いどれ女子トークを繰り広げる関係になって行く様子は、なかなか楽しいし変化も良く判るけれど、それまで友達と呼べる人がいなかった主人公に友達が出来たに過ぎないのかなという感じで、大友さんが現れなかったら、それは森口くんかギャルかその他の誰かだったかも知れないなとも感じる。
これと言って大きな出来事はなかったし、なんてことない日常の物語だけれど、大したことではない何かの切っ掛けで変化する機微が描かれていてなかなか面白かった。
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