「唐田えりかがかわいすぎる映画(だけじゃない)」朝がくるとむなしくなる ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
唐田えりかがかわいすぎる映画(だけじゃない)
『寝ても覚めても』で惹かれてからというものの、活動再開して、注目している唐田えりか。
そんな彼女が静かに躍動している。
椅子の上であぐらをかきながらカップ麺をすする。
久々に再会した友達と、目をキョロキョロさせながら、会話する。
おでんのくだりの突発的な行動。からの相手を心配する様子。
そして、酔っ払ったら、とんでもなくカワイイ笑
いつもの、何を考えているかわからない不思議な感じはなく、現代的悩みを抱えつつ、素直でわかりやすいキャラクターであったが、それを「そのまま」演じている。これも意外と難しい。
唐田えりかメインではあり、眺めているだけでも飽きないのだが、
流れとしては、70分という尺の中でキャラクターにそれぞれの役割をもたせ、主人公が変化していく。
共通の悩みを持つ同級生、自己肯定感最高のギャル、普通のイケメン大学生、優しい店長。
ありふれた日常のあるあるをたくさん描き、悪い登場人物もほとんどいないので、安心して観られる。カーテンレール、橋などの心情を表すモチーフも狙いすぎず、こういう映画がホッとする。
年末のタイミングも重なり、誰の心にも共感できる映画だった。
2023年劇場鑑賞110本目
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トミーさんのコメント
2023年12月18日
コメントありがとうございます。
「寝ても覚めても」と中川大志くんとのアイドル共演作しか観た事ないのですが・・今作のおどおどした演技は、本当に気の毒になってしまいました。これから色々チャレンジしていくんでしょうね。