ザ・ヒューマンズ

劇場公開日:

解説

劇作家のスティーブン・カラムがトニー賞を受賞した自身の戯曲を映画化し、監督デビューを果たした作品。

感謝祭の夜、ブレイク一家は、次女のブリジッドがパートナーと暮らすニューヨークの新居に集まる。一見すると仲が良さそうな彼らだったが、夜が更けるにつれ一家の会話は不穏さを増していく。それに呼応するように古びた建物も不気味な物音を響かせ、次々と明かりが消えていき……。

出演は「シェイプ・オブ・ウォーター」「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、「ミナリ」「NOPE ノープ」のスティーブン・ユァン、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のビーニー・フェルドスタイン、「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」のエイミー・シューマー、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のジューン・スキッブら。

2021年製作/108分/G/アメリカ
原題または英題:The Humans
配給:U-NEXT
劇場公開日:2023年12月22日

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映画レビュー

1.0アーサー・ミラー『橋からの眺め』等をリスペクト?

2024年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0前衛的なホラーに感じた。

2024年1月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

A24の知られざる映画たち、にて観賞。

冒頭から不穏な雰囲気で、壁のシミや上階で響く足音、が気になったり、

部屋の電気が消えたり、会話に反応するよう大きな音が鳴ったり、

人あらざる者の存在を感じる様な、心穏やかじゃいられない様な、不穏さが漂います。

その不穏さの発生源とは…?

この映画は、劇中の人物と、映画を観ている現実の人間を、シンクロさせようとしているんじゃないでしょうか?

なかなか不穏さの発生源は明示されず、劇中の人物と同じく、映画を観ている我々も、

人あらざる者か?気のせいか?と、不穏さの発生源を探ります。

それこそが、まさしく狙った事?

映画館で観た場合、鳴らすスピーカーの位置で、上階で鳴った音など、音の位置を表現できますが、

ビクッとする時も劇中とのシンクロ度が高まった。

この映画を完全に楽しみたい方は、配信を待たず映画館で観た方がいいかもです。

実験的な前衛的なホラーに感じました。

ただ、他愛ない家族の会話がメインなので、この評価(笑)

60~65点ぐらい。

原作は舞台だそうですが観てません。

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RAIN DOG

4.0意表を突くホラー

2024年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 高層建築の隙間から見上げる青空のオープニングが印象的。安アパートを舞台に、感謝祭に集まった家族の、認知症の祖母の介護や経済的・医療的困難など含むあれこれを描く、なんの変哲も起伏もファミリー・ムービーが9割を占めるのだが…。時折、天井から響く不気味な音や、狭い部屋の隅の暗がり、壁のシミといった形で断片的に差し込まれていた不穏が、一気に牙を剥くラスト・シークエンスで、凄まじいホラームービーに変調する。聖母に縋り祈るしかできない主人公の不安に否応なく同調させられ、なんら怪異が登場するわけでもないのに、ここ数年で観たどのホラー映画よりも恐れ慄かされた…。それにしても「サムシング・イン・ザ・ダート」といいこういう「万引き家族」的ロケーション流行ってるのだろうか?

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sugsyu

4.0舞台版に興味津々!

2024年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭から終盤近くで物語が大きく展開するところまで、人々の会話内容にはこれと言った重要性を見出せないまま話は進んでいく。一体元の舞台版ではどんな推進力で物語を進めていったのだろうか?実に興味津々だ。と言うのも、一家がこの場所に到着してからの会話を遠目にカメラは不穏な位置どりをしてこの家族を俯瞰していく。その佇まいが実に不穏で、カメラを通す我々の目は、この家族に取り憑いている何かの“霊”にでもなったような気にさせるのである。その不穏さ加減こそが推進力になって、取り留めのない会話劇の中に何かが起きるのではないかと、カメラ視線の我々の心を終始ざわつかせる。こんな臨場感の映画は初めてだ。東京では渋谷と有楽町でロードショーしている「A24の知られざる映画たち」の特集上映。個別のパンフ制作がないのが実に残念な傑作。

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flushingmainst

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