「暴走する正義と関心領域」ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
暴走する正義と関心領域
今話題の「関心領域」という映画。
本作で描かれている悲劇も、当時の
大人たちの「関心領域」のなかに
当人たちがいなかったということ
が要因の一つになっているのでしょう。
そしてなによりも
「正義の為なら何やってもいい」
という、今の時代にも存在する
この感覚と集団心理の行きつく
地獄を淡々と描いてくれる本作。
大義名分がある暴力の行く末
それを見て見ぬふりした行く末
背筋が凍る史実です。
過去を知りましょう。
関心を持つ領域を拡げないと
人間はまた同じことを繰り返します。
知っているようで細かく知らなかった
学生運動のお話。わかりやすく
恐怖を感じさせてくれます。
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