劇場公開日 2024年2月9日

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「ブラムハウスの行く先」ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ブラムハウスの行く先

2024年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

一体全体、どうしちゃったんだい。「M3GAN ミーガン」から雲行き怪しくなっていたけど、あまりにマイルド過ぎやしませんか。いや、ミーガンは良かったんですよ。ただホラーとしては弱いだけで、ワクワクする要素がいっぱいあったし、続編があったら絶対に見たいと思えた。ブラムハウスらしくないけど、面白かったんですよ。なのに、、、なんで?

10歳未満の子どもたちの集客率高め。可愛らしい着ぐるみに騙されたのかしら。左隣に座った親子。お母さんが息子に字幕の読み上げ、ストーリー解説を永遠と繰り返すから、おかげで全く集中出来ません。男の子ーお母さんー自分の順番に座っていたら注意できましたが、お母さんー男の子ー自分だったので、流石に気が引けました。だって8歳くらいだよ?にしても、そんな子でも全然怖がっていなかったぞ。これって本当にホラー、なのか?

ブラムハウスと言えば、「ハッピー・デス・デイ」や「ザ・スイッチ」、「ブラック・フォン」などのアイデア満載の斬新な作品を生み出した、天下のホラー映画会社じゃないですか。なのに本作、アイデアの欠片もないじゃない。原作全く知らないけど、おそらくこれっぽっちも良さを生かせてないかと。ジャンプスケア、それはホラー映画において最低の驚かせ方。Jホラーより全然少なかったんだけど、ブラムハウスがこの手法使ったのは割と悲しかった。

てか、これミーガンの焼き回しじゃない?親無き子を1人で育てるのに限界を感じた主人公が、ある出来事をきっかけに徐々に愛を込めて接するようになる物語。そりゃ目新しさ無いよなぁ。でも、音楽とビジュアルは良かった。恐らく、着ぐるみの再現度は完璧に近いんじゃないかな。ゲームをプレイしているような感覚だったのは面白い。それを何で生かしきれなかったかなぁ。

結構期待してたからガッカリ。ただ、動くはずのない着ぐるみが動く、それだけの映画。もっと上手くできただろうから、めちゃくちゃ悔しい。今週末(02/08~)は期待値の低い映画(「身代わり忠臣蔵」、「カラーパープル」)が素晴らしい作品で、逆に高い映画(「レディ加賀」「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」)がめっぽう酷いという、珍しい日だった。映画って、分からねぇ〜😁

サプライズ