「Drawing」ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Drawing
原作元のゲーム実況をちょろっと観てから鑑賞。特典はステッカーでした。平日の昼間なのに結構混んでて、ホラーのパワーは強いなと改めて感じた次第です。
既視感のある設定や舞台は引っかかりましたが、フフッと笑えるホラーコメディになっていて気楽に観れる作品でした。今作の設定とかを見た時に「ウィリーズ・ワンダーランド」(こちらはゲームオマージュ作品)がチラついたので、それが比較対象になったのもアレだったかなと思いました。
ホラー映画かと思いきや、主人公の弟の失踪の謎を追い求めていくというサスペンス要素が最初から最後まであったので、意外としっかりしていたのも求めていたものとの乖離が発生していたのかなと思いました。
主人公と妹の歳の差が親子のそれなので、そこもうまく飲み込めなかったです。
主人公周りの人たちがやられていくというお決まりもしっかりあるにはあるんですが、今作は被害者がかなり少ないので、そこも物足りなかったです。
着ぐるみたちがもっと暴れ回ってくれるのかと思っていたんですが、ゆっくり近づいて襲ったり、カメラが映らないところでトドメを刺したりとかが多かったのでインパクトには欠けてしまっていました。
胴体をチョンパしたシーンはオっ!と興奮したんですが、そこがピークだったのが惜しかったです。
ホラー映画ではよく出てくる子供の描いた絵を物語のキーとして活かしていたのは面白いなと思いました。
あんな感じの絵は雰囲気作りやその後の展開の暗示で終わってしまうことが多い中、妹が書き換えたイラストによって黄色いうさぎがトドメを刺される(というか自滅&破滅)展開はそんなバカなと思いながらも見入っていました。
80分くらいの尺でサクサクっと物語が進んでくれたら良かったのになと思いました。原作元はシリーズが結構あるみたいなので、もっと過激な続編を待ってます。
鑑賞日 2/9
鑑賞時間 11:20〜13:20
座席 F-5