「破茶滅茶」唐獅子仮面 LION-GIRL ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
破茶滅茶
エクストリーム配給はよほどその週の体調が悪く無い限りは観に行こうと心に決めていたので今作も鑑賞。できれば吹替で観たかったんですが、予定が合わず断念…。なぜ内田真礼さんはこういう作品にも喜んで出てくれるのか…。
監督の作風をよく知らなかったので、撮影が一昔前なのはしゃーなしとしても、エログロのジャンル映画で2時間オーバーは長かったです。映画ってこんなテンポ悪くできるの?と首を傾げながら観ていました。
荒廃した世界の中で唯一生き残った東京で繰り広げられるバイオレンス活劇で、その世界で緋色組の組長見習いの牡丹と先代組長からボタンを託された剣さんがメインで進んでいくヒーロー誕生譚です。
意味なく脱ぎまくったり、脱がされたりしていたのは滑稽で面白かったです。
監督がおっぱい大好きな人なのか、それとも永井先生がおっぱい大好きなのか、おそらく両者の考えが一致したからこその脱ぎまくりだったんだなと思いました。
アクションが少ない&激ショボなので、アクションが始まるぞーってなったあたりでダラダラとしょうもないアクションが繰り広げられてキツかったです。
アクション上手い人を集められなかったのはしょうがないとしても、もうちょっと訓練を積んでくれ〜と思いました。
シーンの合間合間に必殺技の説明をしてくれたり、露骨に説明しよう!とナレーションが入ったり、バトルがひと段落ついたら休憩タイムが入ったりと、テンポの悪さと引き換えに謎の笑いが生まれていました。
全体的にご都合主義の塊なので、うまいこと生き残ったり、死んだはずの仲間がなんか奇跡で生き返ったり、なんか凄い人が最後合流して終わったりと、制作してる時絶対楽しかったんだろうなーというのは伝わってきたんですが、観てる側からしたらポカンとなってしまいました。
映画としては褒められる要素が無いんですが、世の中にはこういう映画も生成されるんだなぁと思いました。サメのZ級はいけるのに、ヒーローのZ級はまだいけないですね笑
鑑賞日 1/26
鑑賞時間 19:55〜22:05
座席 I-4