「外から来た人、そこで生まれた人」霧の淵 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
外から来た人、そこで生まれた人
奈良県の山間部にある過疎化した村で父親の実家である旅館を切り盛りする母親と手伝いをする爺ちゃんと12歳の娘をみせる話。
父親は役所勤めか林業か別居して暮らしており離婚話しもチラホラと、シゲ兄こと爺さんが手伝いながらたまにやってくる客を泊めたり村人に食事処を提供したりという状況の朝日館。
序盤は。ストーリーとは何ら関係ない日常会話の様なものをみせたり、BGMを流して日常をみせるだけだったりとなかなかまったり。
これといったものもないまま、突然爺ちゃんが帰って来なくなり、そして旅館はどうするのかと…。
なんだかのペ〜っと投げかけているのかもわからない程度の行き詰まり感はあるけれど、そもそもそう遠くないうちにその状況に陥る訳で、子ども目線で考えたら確かに突然の一大事かも知れないけれど、なんだかぼやっともやっとした作品だった。
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