「良く言えば王道、悪く言えば平凡な作品」罪と悪 jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
良く言えば王道、悪く言えば平凡な作品
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ストーリーの展開や結末がややありきたりで、どこかで見たような設定を組み合わせて作ったような作風である。
終盤の展開はやや唐突であるうえ、少し消化不良のまま終わる。登場人物に説明的なセリフを言わせる場面もいくつかあり、無理をして上映時間を短縮したような印象をうける。
警察幹部が建設会社社長に勘定を押し付けるシーンや、事件の発端となった不審者が無関係ではなくしっかりと悪人だったという設定など、ところどころセンスを感じる部分もある。
監督は本作が初の長編作品ということだったので、興行的な失敗を避けるためにストーリー展開や上映時間は敢えて標準的なものにしたということだろうか。次回作ではもっと監督の特色を出した作品を観たい。
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