「ウッディ・アレンの映画愛」サン・セバスチャンへ、ようこそ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ウッディ・アレンの映画愛
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映画人としての評価は高いものの女性スキャンダルでも話題が多いウッディ・アレンだから男女関係の本質がテーマのような夫婦のW不倫ドラマ。映画祭にサン・セバスチャンを訪れるが映画祭より街の景観の方が見せ所の感じ、ウッディ・アレンは学生時代にスペイン語を勉強していたし、個人的にも好きな街だったようです。
「市民ケーン」(オーソン・ウェルズ)、「8 1/2」(フェデリコ・フェリーニ)、「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール)、「第7の封印」(ベルイマン)など往時の映画の名シーンをオマージュしたモートの妄想シーンからもウッディ・アレンの映画愛が伺えますね。
第7の封印の死神が現れてチェス、別れ際に死神が野菜や果物を多く食べて、運動をするようにと健康に留意するよう告げるシーンは笑えました。
おすすめ映画を問われて「影武者」(黒澤明)、「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」(稲垣浩)と答えていたのは驚き、日本映画のファンでもあることは明白でした。
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