「ギャグ映画?」サン・セバスチャンへ、ようこそ yudutarouさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャグ映画?
名画へのオマージュ、というか物真似再現大会のオンパレードで、コメディというよりギャグ映画みたいになってた。シネフィル気取りの主人公の戯画化された滑稽さは監督自身の投影もあるだろうけど、ウディ・アレンはどちらかと言うと恋敵役の映画監督側なんじゃないか、という気がしないでもない。なので主人公の描き方には共感よりもむしろ意地悪さが滲み出ていて、いたたまれない気分にもさせられた。そこを楽しめるかどうかだろうけど、個人的にはそれなりに楽しんだ、という感じ。
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