劇場公開日 2024年1月12日

「映像で残した意義は大きい。」ビヨンド・ユートピア 脱北 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映像で残した意義は大きい。

2024年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

脱北の過程、北のリアルな状況、高齢者の
国への想いを映像で残せたことが本作の
おおいなる意義だと思います。

とてつもない労力と工夫で映像にする
体制を構築し、そして撮影できた。
すごいとしか言いようがないです。

アニメ作品「トゥルーノース」の中で
語られていた北の状況を人間の口から
語られる映像はインパクト大です。

こういう方法でのみ我々は事実を知ることが
できないのですよね、残念ながら。

脱北のリアルを、北のリアルの一片を
本作でぜひ知ってほしいと思います。
過大な演出が入っていないことがより
現実を際立たせています。

おばあちゃんの妄信的な国(独裁者)への
信心が怖くて仕方ないです。

国は人。
人が変わらなければ国は変われない。
絶望します。

バリカタ