劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全351件中、161~180件目を表示

4.5事件を知ること、忘れないこと

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ずーっと考えてる…
どうすれば良かったんだろうって…

記者が刑事の記事を書くのは、至極まっとうだとは思うのだけど…
その後、刑事に変わって、なぜ杏ちゃんをフォローしてあげなかったの???
あんな暴力を振るう母親を実際に目にしているのに、
職場の大人たちは、どうして何かをしてあげなかったの???
と、誰かを責めてしまう自分がいる。

実際は、杏ちゃんの事件が5月で、元刑事の方が逮捕されのが10月だったみたいで、
この現実の時系列だと、やはり、コロナ禍によっての孤立化が大きく、
その他の彼女にしか判らない、いろいろな要因が重なってしまったのかなぁ…。
とは思いましたが、
今回の作品の流れでは、杏ちゃんの悲しい判断よりも、
刑事の逮捕が先に描かれていたので、
いちばんは、コロナ禍が大きな原因だったとしても、
カラオケに行ったり、ゴハンを食べたり、かなり近くで関わっていた大人なのに、
なんで気にかけてあげなかったのか...と、記者の中途半端な関わり方を責めてしまいます…。

また、鑑賞して1週間経ちましたが、河合優実さんの杏ちゃんが、ずーっと消えません。
パンフレットに書かれていましたが、事件を知ること、忘れずにいること、彼女の痛みをわかちあうこと、彼女の尊厳を守ること、そんな強い意思が、河合さんが、杏ちゃんを演じることに全身全霊で関わっていらしたんだな、と思いました。
思い出しても涙が出てきます。

そして、もっとひどい現実がどこかで起こっているのかと思うと、苦しくて仕方ないです…。

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hkr21

5.0あんのこと

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

自分もそうだったかも知れない。

狭い世界
そうやって生きてきてしまった家族の正解は
親は子育てのために自分を売り
子供を躾け出来るだけ早くその子も売る
家族は協力し合い生活を繋ぐこと

ある意味間違ってはいない
文化、常識、ルールがちがうだけ
家族の事で他人が立ち入ることは
難しい

この映画に淡々と描かれた事は
多かれ少なかれ
どの家庭にもあることかもしれない

その狭い世界ではそれが普通で
別に自分が不幸だとも底辺だとも
気づいていない

しかし

あることをきっかけに
それは不幸なことになってしまった

そうなったら耐えきれなかった

誰にでも起きること

この映画は「あんのこと」だが
「あんだけのこと」じゃない

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dude

3.5はい!ゴローさん!

2024年6月21日
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川崎のTOHOシネマズのレイトショー。
年季を感じる据えた空気の中で観る
80年かけてゆっくりと
でも確実にぶっ壊された
我らの住む国、日本のお話。

本当の話をベースにした
ノンフィクション寄りのフィクションは
のっけから飛ばす飛ばす。

シャブ食ってキマッてる演技も
バットで不穏になってる演技も
毒親に洗脳されてなす術もなく従う演技も
他人に少しずつ心を開いていく演技も
生きる意味を見つけて目に力が戻ってくる演技も
拠り所を失って放心する演技も
何より自分に絶望する演技も

河合優実マジで凄過ぎる。この一言に尽きる。

毒親の出てくる映画は最近多いけど
ここまで胸糞悪いのはたぶん初めてで
ベスト毒親オブマイライフって感じ。
我が子を「ママ」と呼び執拗なまでに
彼女の人生を壊しにくる様子に
薄気味悪いを超えてシアターから
逃げ出したくなるほどの恐怖を感じた。

河合青葉マジで凄すぎる。この一言に尽きる。

脇を固める俳優陣も上手すぎるから
物語に没入してしまい
主人公の心の痛みをもろに食らって
最後はものすごい喪失感に襲われる。

刑事の二面生には人間の持つ
利己的な部分と利他的な部分の極端なジレンマを
記者の自己保身の言い訳には
このような事実があることを知っていても
ただ傍観しているだけの私たち観客すべてに対して
居心地の悪さを凝縮させてぶつけてくる。

つまりはだ。ゴローさんお前よ!
お前がしっかり杏に寄り添えよ!
お前の記事が居場所を奪ったんだから!
コロナなんて言い訳にならないからな!
死んでからぐだぐだ言っても
それは自己憐憫でしかないんだよ!
まじで!頼むよ!お前のせいだよある意味!

そしてそうならない人生で良かったと思う
私を含めた観客も最低なんだよな…
どうしたら良いのかは全然わからないから
とりあえず投票に行こう。

というわけで
お金払って嫌な気分になるのは
本当に意味がわからないけど
劇場公開時に映画館で観る映画以外は全部偽物
って誰かが言ってたので
どんな映画も頭から齧って骨まで残さず
しゃぶり尽くしていこうと思った次第。

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きーろ

5.0保険証が無いんだよ

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

保険証が無いとか、定職が無いとか、そんな家族が同じ国、同じ時代に生活してる事すら意識せずにのほほんと暮らしてる

コロナで雇い止めになった人も沢山いたはずなのに
日常が戻ったらすぐ記憶が風化して忘れてく

身近に杏がいたら多々羅や桐野みたいな対応できるかな

できないだろうな。

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imaikiteru

4.0ずっしり重たい

2024年6月20日
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鑑賞方法:映画館

生まれてくる親は選べない。
自分は恵まれてると再認識して両親に感謝したい。
自分の子ども達にも感謝して貰いたいですが、まだそんな事考える歳じゃないか。

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やまぼうし

3.0もっと離れた街へ逃げないとね

2024年6月20日
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鑑賞方法:映画館

単純

よく知っている赤羽近辺が舞台になっていてへえと思うのだが、貧困家庭で母親に虐待され続け12歳で売春させられ覚せい剤に溺れる21歳の女性がなんとか親から逃げて立ち直ろうとするもうまくいかなくてもがき苦しみでもけなげに抗い困難を乗り越え希望が見えたかという矢先にコロナで解雇され…というとことん悲惨で救いのないまるで映画のように馬鹿げたお話なんだけれど2020年の6月に起きた実話を基にしていてあなたの身近なところにも似た境遇の子は存在していますよという訴えかけがタイトルに込められているらしくよくこのテーマを真正面から撮り切ったなと感嘆するが何故に彼女を更生に導く重要な刑事役が佐藤二朗なんだろうか?以前「八つ墓村」で渥美清演じる金田一耕助を見た時と同様に申し訳ないけれどもクライマックスで彼の熱の入った演技が真剣になればなるほど笑かそうとしているようにしか見えなくて困った。導入のシーケンスでコミカルな佐藤的アドリブを許容しているだけに単にキャスティングミスだけではなく演出的にも失敗であろう。問題はあまりにも鬼畜の母親だが彼女が何故こうなってしまったのかをほんの少しでも描いてもらわないと受け入れることはできない。

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たあちゃん

5.0社会とのつながりが深まり、世界を新しい感覚でとらえるきっかけになります。

2024年6月20日
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jasper

4.0予告で結末は察していたけど・・・。

2024年6月20日
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泣ける

悲しい

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ズンマ

4.0良いけど自分には合わなかった

2024年6月20日
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鑑賞方法:映画館

映画としてはよくできているんだけど、こういう映画は自分には合わなかったです。

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弁太

3.5積み重ねるということ。あんは生き続ける。

2024年6月19日
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悲しい

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Geki

4.5社会を直視する114分

2024年6月19日
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泣ける

悲しい

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tea

4.5親ガチャ

2024年6月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

平日に新宿は朝から満員御礼
河合優実を観に行ったというのが正直なところ
実話からの脚色のようですが、
あんの壮絶な人生に何回か感情移入してしまった
DV、売り、不登校、介護、育児放棄、コロナとさまざまな社会課題を扱い
かなり役作りが大変だったのでは
佐藤二朗の変わり者刑事は救いではあったが…
吾郎ちゃんは最初の方は何をやっているのかよくわかわらなかったけど…
コロナのせいではないけど、コロナがきっかけで人生がおかしくなった人って
結構いるんじゃないかって思っちゃいましたね
親は選べないけど、前向きに生きる意志は持っていたいですね

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かちかち

4.0救えなかったのか?

2024年6月19日
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悲しい

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Yumeko

3.5心に穴が空いた感じ

2024年6月19日
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ニックネーム

2.5陳腐で平凡な作品

2024年6月19日
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映画の作品として評価するなら2.5ぐらいが妥当。映像表現も役者のことばも深みやひろがりに欠ける。一部「性犯罪を追及するマスコミ」を問題視するセリフを役者に吐かせており、エンドロールに「スマイルカンパニー」の社名を見たときには良からぬ事を考えてしまいました。

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しん

5.0当代No.1女優・河合優実!!

2024年6月19日
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演技には3種類あると思う。
現実では見られないほどの人の深淵を描いてみせる真実の演技。
感心するほどのスキルを駆使して上手に吐く嘘の演技。
非常にリアルで等身大だが現実生活の形状記憶の様な演技。
この作品にも3種類の役者さんが出てくるが、
もちろん河合優実さんの演技は一番最初のタイプだ。
もちろん三つに甲乙つけるつもりはない。
でも、
本編鑑賞中ずっと、主人公の女性の人生を
身につまされる様に見入って胸を締め付けられた。
杏の一挙手一投足に手に汗握って応援していた。
今年No.1の演技だと思う!

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flushingmainst

4.5傑作でした‥気になっている人は是非

2024年6月19日
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komagire23

3.5良質ですが好みではない作品

2024年6月18日
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alias

4.0せっかく立ち直りかけたのに

2024年6月18日
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M.Ooi

3.5当たり前の子ども時代がなくなるということ

2024年6月18日
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子どもが育った家で大事にされて大人になるのは当たり前のことなのに。
子ども時代から子どもでいられなかったなら、どんな大人になれというのか。
大人が子どもを守るは常識だけど、それが理解できない残念な人達もいる。

環境にも運にも恵まれなかった中で、一番難しい努力は自ら変化を望むことだと思う。
毒母にあらゆる成長を阻まれながらも、優しさを失わずに健気に生きてた彼女にどこまで苦難を押し付けるのか、目を背けたくなるような酷い現実だった。

子どもをモノ扱いする親は親ではない。
そしてその環境から助け出してくれた人の別の面を知ると、優しさの全てがグルーミングの一環だったかもと不安にもなる。
こんな環境にいたら大人が信じられなくなるに決まってるし、その子が大きくなったらどんな大人になるのかも想像に難くない。

数日前に『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』を観た所だったので、見ず知らずの子どもの未来を守ろうとする人がいる一方、自分の子すら大事に出来ない人もいることにとても胸が痛む。
皆んなが自分の子を精一杯大事にできたら世の中は違ってくるだろうに。

あんはきっとまだ他にもいるのだろう。
せめて助けを求める声をあげることだけでも出来るといいのに。

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icco