あんのことのレビュー・感想・評価
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こう言う映画を見ると、自分も 一歩間違ったら、同じように なってい...
こう言う映画を見ると、自分も
一歩間違ったら、同じように
なっていたかも、もしくは今後も
なりうるかもしれないとつくづく
思います。
そして、そんな方が世の中には
たくさん居ると思う。
私は、世の中捨てたものじゃないな
と思えたし、少しずつ自分の存在価値を
見出せるようになった。
子供を産んでより一層そう思えたし、
それこそコロナ禍では子供の存在が
なによりも支えになった。
絶望から立ち直るには灯台のような人間が必要
クソ親の元、希望も何もないどころか我が娘に売りで稼がせて親らしい事など何もしてもらってない10代が落ちるのは容易い。
やっと出会った刑事と言う微かな灯火、まさしく灯台に出会えて真っ当な生活が始まったが灯台を失い再度絶望感を味わう。
人は一人では行きて行けない、だからこそ周りの人間との関わりが必要で、それにより何かをすることで自分に返ってくる。それが助けであったり、支えであったり、希望と言えるものであったり、様々な感情が芽生える事で感情豊かになって素敵な人間になるのだろう。
劇中でカラオケのシーン、二人の歌にもそういったメッセージを感じた、何かに情熱を注ぐのが人間らしさであり苦しい時は逃げても良いんだと。
世の中にはこういった苦しみの中で行きてる若い人が日本にいることを知らないよりも知っていはほうが優しくなれるかもしれないですね。
未成年の誰もが生い立ちや家族関係に多かれ少なかれ不満があるだろうけど、自分はまだ恵まれてるんだと思い直す事で希望持って行きて行くきっかけになれば良い映画だと思います。
母と娘の複雑な感情の葛藤
虐待や貧困、薬物依存に苦しむ少女・あんが、救いを求めながらも絶望へと追い詰められていく様を描いています。あんは家庭内暴力を受け、支援者との出会いで一時的に希望を見いだすものの、最終的には救われず、自ら命を絶つ悲劇的な結末を迎えます。
特に母親役の河井青葉さんの演技が圧巻で、娘を売春に追いやり、暴力を振るう冷酷な母親像を見事に体現しています。しかし、その残酷さの裏には、娘を「ママ」と呼ぶなど、彼女自身の未成熟な一面が垣間見え、虐待が世代を超えて連鎖していく恐ろしさを感じさせます。
母と娘の関係を通して、作品は世代間で繰り返される虐待の連鎖の深刻さを浮き彫りにし、観る者に「救い」とは何かを改めて問いかける、心に残る一作です。
結末までの過程に疑問
子供の頃に一番よく接する大人は通常は親だ。まだ人格が形成されていない頃の親の影響はとても大きい。杏の母親は、杏を奴隷のように扱い、自分の立場が悪くなると節操もなく手の平返しをしてくる『闇金ウシジマくん』に出てきそうな女。部屋もゴミだらけでかなり汚い。そのような環境にいれば、杏の自己肯定感は限りなく低くなり、荒んだ生活から抜け出せなくなるのも当然だろう。そこから立ち直れたのは自分のことを真剣に考えてくれる刑事の存在だった。そういった描写がリアルにできている。
しかし、杏が自殺に至る過程は疑問だった。今作は実話をベースにしていて、自殺に至る過程は推測するしかない。そして、人の心というのは結局は分からない。監督もどのようにストーリーを構築するか悩んだだろう。とはいえ、学校や職場に通えなくなって居場所を失い、離れて暮らしていた母親の悪意に晒されたことでなぜ自殺という最悪の決断に至るのか、いまいち納得感がなかった。そのためただ後味の悪いラストになってしまった印象だ。
タイトルなし(ネタバレ)
現実にあった事だとしる。なんともなぁ‥‥
やはり人が死ぬのはなんとも言えない物が襲いかかってくる。最後の多々羅刑事の台詞が心に響いた。
母親役の河井青葉さんが素晴らしかったなぁ〜
もちろん他の役者さんも🙂
敢えて言えば
実在の人をモデルにしたとのこと。
役者はみなうまい。脇の人も。
全体的に灰色に感じる画もいいと思う。
伝えたいこともよくわかる。
が、
---------以下ネタバレしちゃうかもしれません
メインの人と、その他何人かモデルがいるらしい。
そのせいで、一つ一つのエピソードは大切で世に伝えるに値すべき出来事なのだが、
いくらなんでもそんなにいっぺんに来ないでしょう、という感が拭えない。
特に子どものエピソード。
実際にいきなり近隣の人に子どもを預けてどこかへ行ってしてしまう、
という出来事はきいたことがある。が、このエピソードについては中途半端感が否めない。
本来はこの出来事で一本映画を撮れるくらいの要素があるからだ。
そして本編の杏自身におこる虐待・薬物・刑事とのかかわりに接点がなさすぎる。
なので杏の心情・人格を表現するのにほしかったのだと思うが
とってつけたようになってしまっている。
個人的には刑事のハラスメントをしてしまういきさつと心情をもっと知りたかった。
それにしても河合優実、佐藤二朗が上手いのはわかっていたが、
作品ごとに稲垣吾郎がだんだん役者然としてきていることに感心する。
なんというか「自分の演技」を掴んできている感じがする。
やるせない気持ちに
子役の男の子が心配になる
実話に基づいた衝撃作
公開当時から話題であった本作。
公開時は長野県での上映がなく、やっとここで地元でも公開されました。
子供の頃から母親から暴力を受け、小学生で売春を強要され、学校にも通えず薬漬けになっていた少女が、ある警察官と出会い更生に向かっていく。
仕事を始め、学校にも通い直しながら段々と明るくなっていくあんの姿に感動するが・・・
何とも救いがなさすぎた。
そもそも取り扱っている題材が重いが、これがまた実話に基づいた物語であるという事が衝撃。
とにかく母親が酷すぎる。
こんな毒親が実際に世の中に存在しているのかと思うと、胸くそ悪くて反吐が出る。
そして母親だけでなく、取り巻く人々や世の中の状況の変化によって、悪い方へ悪い方へと向かっていく。
誰が正しくて誰が間違っていたかとか、もうよく分からない。
運が悪かった。タイミングが悪かった。何かの歯車の1つがズレていれば違う結末になったのではないかと考えてしまう。
とにかくこれ程後味が悪い作品はなかなかない。
そして、現実に起きた出来事であると思うと、よりやるせない気持ちになる。
少なくとも記憶に残る衝撃作ではありました。
言葉にできないけど見てほしいです
救われない状況のオンパレード
喪失感…
信じていた刑事の逮捕、預けられた他人の子、コロナ禍により仕事、ダルクなど全てを失い、喪失感から再びクスリに手を付けてしまった自分をも許せず、自死を選んでしまった悲しい結末。どこまで実話ベースなのか分からないが、毒親から始まる環境の悪化はリアリティがある。どの出演者も好演だった。
河合優実さんの演技はすごいのだが・・・
河合さん演じる杏は、実在の人物ハナさんをモデルにしたようで、壮絶な環境で育った役なのだが、とても素晴らしい演技だった。彼女は不適切のドラマで認知したが、NHKのドラマも見て一気にファンになりました。
しかしこの映画の鑑賞後がやるせなくなる。杏は周りの人に助けられて頑張ってなんとか抜け出そうとすると、助けてくれる人たちや制度があることには希望を少し感じるが、知恵がないわけだからなかなか厳しい道のりなのでみていてドキドキしてしまうシーンも多かったし、親の演技もかなり怖かった。
コロナのせいで人生狂ってしまった人はきっと多いだろうし、そういう出来事を映画にのせてくれたことは記録としても良かったとは思う。
子供とのシーンなどて映像に工夫があり、リアリティを味わうことができたような気がする、
しかし題材のせいなのか、結末のせいなのか何かが足りない気がしてもんもんとしてしまった。
あまりに救いがない
ナミビアの砂漠が全然ピンとこなかったのですが、
今、話題の河合優実さんの作品が見たくて、この作品をアマプラで鑑賞しました。
事実をもとにした物語との事でしたが、
事実だとするならば、あまりにも切ない、あまりにも救いがない、彼女を救う術は本当になかったのか??
日本の社会福祉って一体何なのか?
と少し絶望を感じました。
この作品が同じような境遇にいる人を救うためのきっかけになりますように。
モデルのなった方のご迷惑を心からお祈り致します。
❇️『佐藤二郎さんの掴みどころのない役良かった』
あんのこと
❇️『佐藤二郎さんの掴みどころのない役良かった』★彡たくさんカットされたシーンも観たいな。
2018年頃〜🇯🇵東京
売春、覚醒剤で逮捕された少女が杏が主人公(優美さん)警察に捕まる事をキッカケに、ガサツな刑事(佐藤二郎さん)をキッカケに更生していく?
実話を基にしたストーリー。
(2020年コロナ禍、25歳で亡くなったハナさんの事件)
◉75C点。
★彡何故亡くなったのか?じっくりと考えて落ち込んでしまう映画。それでもたくさんの人に観てほしい映画。
🟢感想。
1️⃣『親心目線で鑑賞👁️』
★彡もう悪い事起きないで🙏と心配しながら見てしまうなー
2️⃣『コロナ禍でまさかの展開❗️』
★彡想像もしない店の閉店などで人生を変えてしまった人がいるんですね。
ちなみに私はコロナ禍で良い方向に展開できました。
3️⃣『心の隙間に入ってくる新たな展開に驚き』
★彡私的には何故警察に行かないのかと思ってしまった。母性?学がないから?心の隙間?辛い事を忘れたい?中々深いなぁ〜
4️⃣『負の連鎖がエゲツない😱』
★彡全て落ちるための前置きに過ぎないのか?
5️⃣『救いのない映画でした。』
★彡なんとか自分なりに救いを考えてみました。🌀ネタバレに記載。
6️⃣『佐藤二郎さんやっぱり良い』
★彡ガサツ感、良い人感、悪そうな面などつかみどころのない演技最高でした。🖐️
😢😱🫣👦🏻🎒🍜💸🚬💉📖🆘🧑🏻🦽👴
孤独、絶望。信頼できる大人がいてくれたら。
実話ベースであり、観ていてしんどい映画であることは予想どおりだった。
壊滅的な親子関係と生育環境の中にいる主人公。そこから救うのに必要なのは、一刻も早く母親から完全に引き離すことと、信頼できる大人の存在であったと思う。
ストーリーは大きく分けて、それが叶うと思われた前半パートと、うまくいかずに冷たい現実を突き付けられる後半パートに分かれている。
印象に残ったのは、清濁併せ持つ刑事を演じた佐藤二朗の演技。型破りで有り余るエネルギーが、良い方向にも悪い方向にも振れている役どころだ。結果的に最悪の結末を迎える引金になってしまうわけだけど、主人公を救いたいという思いは、恐らく本物だったんじゃないかな。そういう人間の複雑性や悲しい性を感じさせる演技は、(クセが強くて賛否あるだろうけど)見応えがあった。
余韻を残したいであろう終盤のいくつかの長尺シーンは、同じく貧困や人とのつながりをテーマにした「万引き家族」を彷彿とさせたが、残念ながらその域にまでは達していなかったように感じた。それは俳優の演技と監督の力量の差かなとも思いました。
映画の一つの仕事 伝える
リアリティを感じない。レベルの低いモキュメンタリー
実話を元にして作ったらしいが、脚本がまとまっておらず、映画として脚色する事でリアリティも失われている。
俳優の芝居は良いので、誤魔化されているが
この映画を何の為に作って、世に何を問いたいのかがサッパリ分からない。
新聞記事で見た悲惨な現実をただ悪戯に脚色して薄めただけである。
何を描きたいのかの的が全く絞りきれていない。悲惨な現実を元に映画として昇華して作れていない。
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