あんのことのレビュー・感想・評価
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杏ちゃん、、、
最初はすごーく暗いけど、、、、どんどん見てくと、どんどん杏ちゃんが好きになる映画。
子供を産んだら、育てなきゃいけないって普通に思うけど、そう思わない、それを放棄してしまう親って本当にいるんだって思った作品。
杏ちゃんが堕落していく姿をもう少し詳しく見たかったけど、ポジティブに復帰していく姿はとても泣けるものでした。最近、泣けてなかったから涙活には是非おすすめの作品。
でも、最後は生きてて欲しかったなー。
自立していく、杏ちゃんもう少し見たかったなー。
河合優実の熱演に圧倒され、ただただ引き摺る
不条理な現実とどうにもならない社会を描いていてとにかく胸が苦しい。コロナ禍も重なり居場所が失われていくことで繋がりも減っていき閉塞的になっていったあの時期にこの2025年からタイムスリップしたようでそれもしんどかった。
娘のことを『ママ』と呼ぶ気の狂った母を始めとする登場人物がみんなめちゃくちゃな中で、杏ちゃんの根底にある素直さと優しさに締め付けられる。
家庭環境のせいで正常な判断が出来ないのかもしれないが、頼らず、投げ出さずに1人で必死に他人の子供を育てるところに愛情深い人物像が見え、ラストを思うと本当に不条理で苦しい。
『あんぱん』から河合優実さんを好きになり、その繊細な演技力にハマって『ナミビアの砂漠』に次いで拝見しましたが、こちらの方が自分は好きでした。
万引きしようとして思い留まるシーン、多々羅刑事に「大丈夫、大丈夫だから」と抱き締められ嗚咽するシーン、お給料でケーキを買って帰るシーン、利用者さんとのシーン、必死におむつ替えするシーン…書き出したらキリがないですがどれも観る人の心を揺さぶる素敵な役者さんだと思い、河合さんをもっと好きになりました。
しかし母親からの虐待はしんどかった。
福祉施設で働き学校で学ぶことで光を取り戻していく杏ちゃんがとても美しかったです。
ただただつらい
杏にも、刑事の多田羅にも感情移入できず、残念。実話を元に「人のつながり」の大事さを描くと、こうなってしまうのかな
主人公の杏の境遇が悲惨で、観ていてつらい時間が長い。母親も自宅も普通はホッとする存在のはずなのに、目を背けたくなるばかり。でも、杏が自分の境遇について誰かに話す気になるところまで行くのが難しいのは、実際もそうだろうと思う。前半は耐えて観るしかない。
杏に対する支援がうまく行き始めても、大きなマイナスの位置から少しずつ改善していくしかないので、小さな幸せを見出すのがなかなか難しい。その小さな幸せの象徴が「日記」というのは、うまい設定だと思う。映画の中で杏の笑顔の場面は少なく、杏を応援する気持ちにはなるが、共感するところまで行かないのは残念。
佐藤二郎が演じる刑事・多田羅も、稲垣吾郎が演じるジャーナリストも共感するような設定になっていないので、映画を観たあとの印象がイマイチ。感情移入できる登場人物がいないのは、残念。実際の事件を元にした映画だけど、観ていて感情移入できる“いい人”を設定してほしかった。
新型コロナのまん延が、物語の転機になっている。コロナ禍は、社会的な弱者に対してより強い悪影響を与えたのだと実感した。「人は誰でもつながりの中で生きていて、人と人とのつながりを切ることは、悲惨な結果をもたらすことがある」というのが、この映画のテーマのひとつかもしれない。
扱っている事件の悲惨さ、社会問題としての重さに比べると、終盤の面会の場での何人かのセリフは軽く感じてしまった。あまり言葉を並べない方が良かったのではないか。
多くの人のレビューにあるように、杏を演じた河合優実、母親を演じた河井青葉の演技は見事。映画のどの場面もリアルで、画面から伝わってくる感覚がするどく、撮影・映像もレベルが高いと思った。
一度落ちると這い上がるのは難しい
淡々とわりと早めな時間進行なんだけど、所々ですごいことが起きている演出が上手い。自殺するシーンなんかは東京オリンピックを祝う自衛隊のブルーインパルスに導かれるように自然な流れの落下で、ここが最高の演出。責任感が強すぎる主人公だからこそ、シャブ再発や今までの苦労を水の泡にした自責の念が強かったんであろうことが伺える。
メインの男二人もコロナ以降は全く出てこず、突然子供とのやり取りにシフトするというなかなか思い切ったストーリー。
母親が映画内で絶対悪になっており、そこだけはもうちょい情状酌量の余地があっても良かったかな。母親の苦労している匂わせをさりげなく混ぜるとか・・・して、誰も悪くないことを強調すればもっと無念感が強まって、作品のクオリティも上がったのではないだろうか。
覚悟して観る作品
自助団体でやっと素直に過去を話せたシーンに感動して泣いてしまいましたが、そこからの展開が…
自分の存在意義を確認できる職場、正しく稼いだお金で買った綺麗なスケジュール帳、心から頼れる大人、心安らぐ安全な住まい、初めて感じる母性。
少し希望が見えたと思うと、その度にどん底へ突き落とされます。
杏の優しさが踏みにじられるのがたまりませんでした。
周りの大人が全て悪い。無責任すぎる。
そこへ来て、コロナが追い討ちをかけ、感情のやり場もありません。
シングルマザーの描き方も上手で、最後のあの淡々とした無自覚な感じ…死んでも続く救いのなさを見せつけられました。
最低限の教育の必要性を訴えるには最高の映画です。
河合優実さんあっぱれ!これからも期待しています。
希望と絶望と
わりと現実に近い表現になっているのだろうと感じた
こんなどんでん返しは望んでいなかった。
売春してシャブの常習犯であった杏が多々羅刑事との出会いから、心の傷を癒していく。ムロツヨシ演じる人情と温かみがある刑事役めちゃくちゃいいな〜と思っていたら、まさかの展開。。。こんなん信じられませんよ。彼女が老人ホームで働いた事、一時的ではあるが赤の他人である子供の世話をした事。そのどれもが多々羅刑事がいなければなし得なかった事であるのだが、結局は心の根底にある醜欲に従っていただけなのだろうかと思ってしまう。ただ杏を慰めている様や杏の死を知った時の様を見るに、悪い人には見えず恨めないのがなんとももどかしい。桐野の記者として真実を明るみにしなければいけないという責務とそれに従って彼女の死を招いてしまったのではないかという
葛藤に苦しむ姿も見ていて心苦しいものがあった。こんな悲劇のような彼女の人生であったが、見るものを夢中にさせ、余韻をここまで残せる所に今作の凄みを感じた。
辛い…
実話が元になっているのが、辛い。
小学生の時に万引きさせられていた。その時点で、なぜ児相に繋がらなかったのか…。そこで保護されていたなら、違う人生になっていたかも。
12歳で売春
周りの大人の中に、善意ある大人はいなかったのか?
アル依存の親で、小学校も通えなかったから、自分でその場から抜け出せる知識も知恵もない。
今でもそんな人がいるのが、辛い。
本当に必要な人のところに助けの手が伸びていない。生活保護の申請も、実態を調べる前に門前払い。
話に引き込まれるけど、辛すぎた。
あん役の河合優実さん、素晴らしい!
この映画を観た後に朝ドラ「あんぱん」観たら、出演されているじゃないですか。全然気付かなかった。
なりきり具合が凄すぎて、印象強すぎて、「あんぱん」観ててもあんがチラつく。
重たい
辛いけど見てよかった
実際の事件を元にしているだけあって本当にリアル。
責任感の無い親に虐待されて生きる子供の現状を知ることができた。本当に辛い。
酷い環境から抜け出して真っ当に生きようとする、無知ゆえに自分を守れない、愛情深いあんに涙が溢れます。
河合優実ちゃん、辛い役なのに素晴らしい演技をありがとう。
希望とは何か。
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