あんのことのレビュー・感想・評価
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胸糞悪くなるだろうなっていうのは分かっていたけど
観終わった後にこうなるのは分かってはいたものの、何ともやるせなく、何とも切なく、何ともやり切れない、これだって言えない気持ちにさせられました😮💨
河合優実の自然体の演技はもちろん、安定の佐藤二朗の飄々とした演技もそうですが、此の作品の一番の功労者は本当に憎たらしいくらいの毒親の平岡百合子の演技だったと思います🤔
実は佐藤二朗もほんとうにクズだったのかどうかが、ちょっと曖昧なところだけがどうしても気になりました😓
誰かさんの真似ではありませんが、細かいところが気になってしまうのが僕の悪いクセ(笑)
河合優実の演技は見事だが?
重い。言葉が出ない。観た後に感じた事である。
やっと観る事ができたあんのこと。
予想以上に重い作品だった。
言葉も出ないし、色々考えさせられた。
あん役の河合優実の演技が素晴らしかった。よく、難しい演技をこなした。
桐野役の稲垣吾郎、多々良役の佐藤二郎の演技も良かった。ラストは少しあんにとって希望があった気がした。
ただ、この作品はガチのノンフィクション。ちょっとフィクションの要素も入れて良かったのではと個人的に感じたし、新型コロナウイルスがポイントならもう少し強調しても良かった。
2024年上半期ベスト10には入れたい。ただ、物足りなさも残った。期待していただけに。
河合優実はこれからが楽しみな女優になりそう。
星はいつも三つです
入江悠監督『あんのこと』
映画のド頭に「この映画は実話に基づいています」みたいな注意書きが現れる。
主人公河合優実のあんの境遇は事実として、刑事の佐藤二朗が更生サークルを利用してクソみたいな悪いことをしていたとか、稲垣吾郎の週刊誌記者がそれを暴いたとか、河合優実が赤ん坊を押しつけられて一生懸命育てたとか、それらが事実なのかどうかは知りませんが、なんのための注意書きだったのか。
なんだか、「筋や設定やキャラ造形に文句をいうな。実話なのだから」と最初に釘をさされたような気がして、ちょっとなんだかなぁ……でした。
注意書き、不必要だったのでは。
不必要といえば、主人公あんが自ら命を絶ってからの三つの場面、具体的にいうと「佐藤二朗と稲垣吾郎が対面して『週刊誌でスッ
パ抜かなかったらあんさんは死ななかったのだろうか』などという会話をする場面」、「佐藤二朗が『彼女は薬物をやめていたんだ』とか何度も絶叫するモノローグ」、そして「主人公に赤ん坊を押しつけて姿を消した母親が赤ん坊と再会し『赤ん坊を無事に育ててくれたあんさんのおかげです』という場面」。
これらは不必要というほかはない。
観客に「あんが生きていたことは無駄ではなかったのだ」というわずかな慰めを与えるかのような場面だが、観客に慰めはいらない。むしろ観客にどうしようもなく暗澹たる気持ちで映画館をあとにさせるべきだった。
あんの白いリュック、初めてもらった給料で買ったかわいい日記帳、ぎゅっと不格好にボールペンを握るあんの手、ジャガイモを皮もむかずに切っていく手つき、命を
絶つ寸前の透明になったとしか思えない河合優実の姿。
またこの映画ではノイズが非常に印象的。ゴミだらけの狭い部屋での母親の怒号、狭い町をひっきりなしに通る車や電車の騒音。あんの周囲の世界の凶暴さをノイズが端的に表現している。
そういったすぐれた断片を思い返すたびに「なんとかならんかったのか」という思いを新たにすることが『あんのこと』の映画体験。
暗闇の先の絶望
何の為に、誰の為に生きてるのか。
暗闇を抜ける為に差し出された救いの手
前を向いて歩くもコロナ禍が道を塞ぐ
そしてまたしても…
絶望を超えた暗闇と無常感
その狭間で垣間見る彼女のとてつもない愛情と優しさが胸を打つ
ブルーインパルスにとても哀しい解放感を感じた.
事実を基にしているというがどの部分なのだろうか
いつもの映画館で
チラシとか予告編を見て楽しみにしていた
日曜日とあって客が結構入っていた
主役の河合優実は由宇子の天秤に出ていた実力者で
流石の演技だった
こういうストーリーを薄々期待してほぼその通りだったのだが
いまひとつ納得感がないのはどうしたことか
同じく事実をベースにしていて
新コロで追い込まれる女性を描いた作品
夜明けまでバス停で の方がオラは好きだ
事実を基にしているというがどの部分なのだろうか
監督がこのストーリーを通じてここまで主人公を痛めつけて
世に訴えたかったことは何なのか
・毒親
・児童売春
・役所の不作為
・警察官の不祥事
・マスコミの報道姿勢
・新コロ対応の迷走
・育児放棄
どうも掴みかねたし理解しがたい
メシバナ刑事は吸殻をポイ捨てしたりツバを吐いたり
はじめから違和感プンプンであぁなるほどと
あまりにも肩入れすると情が入る
自分はここまでしてあげているんだから
これくらいの見返りはあってもバチは当たらんだろうと
善悪の線引きがあいまいになってしまう バチは当たる
いかにも脇が甘い
清濁併せ飲むなんてことは今の世の中では不可能だ
心よく思わない人物からのリークとの示唆があったが
このあたりは事実なんだろう
弧狼の血に近いニュアンスを感じた
職場とかシェルターの場所が簡単に毒親にバレる
だらしない 残念ながらそれが事実なのかもしれないが
そこはちゃんとしている前提の方がよかったと思う
河井青葉が演じる毒親の行状とか
家の中の様子とか過剰すぎて飲み込めない
なんかストーリーが散漫になっているのは
そういったところにも原因があるような
主人公が最後にとる行動の理由 どうにも理解できない
残したメモを見て感謝する母親
墓参りなんて言ってるが全く共感できない
主人公が薬物回復プログラムで
やっと自分の言葉でしゃべるシーンだけは共感した
守られなかった人たちへ
入江悠×河合優実「あんのこと」虐待、覚醒剤中毒の闇から人との繋がりによって抜け出そうと試みる杏の物語。杏を演じる河合優実はやはり素晴らしくて、特に杏が迷いながら日記を買う希望のシーンは本当に美しい。だからこそ、積み上げた希望がこの社会の脆弱さから崩れていく光景は苦しい。辛い傑作。
河合優実
入江悠監督最新作ということで日曜昼間の新宿へ
日曜昼間に観る映画じゃなかった…
クドカンドラマ「不適切にもほどがある」では昭和の不良娘を嬉々として演じた陽!としたら、今作のあん役、暗い重い悲しい、陰!デスヨ
母親役の河井青葉、いつも陰のある役が多いですが、今回最低最悪の毒親、なんなら出演者で一番怖かった
金八先生だと思っていた佐藤二朗、キーマンの稲垣吾郎も好演
早見あかりとの最後のショットに唯一の救い⁉
内容は重いけど、エンタメ作として良くできているので新たな入江監督の代表作に
重すぎて涙は出ないけどね…オワリ!
DV母ちゃん
河合ゆうみちゃん、佐藤二朗…上手いなぁ。河合さんのあの貧困な表情。佐藤さんのあのいつもの人の良さそうな人柄に…ハッタリの裏の顔の上手さ。五郎ちゃんの初めて聴いた独唱(笑)も良かったし。世間にはDVと貧困に苦しむ家庭が現実にあるんだろぅなぁ…と痛かったし、国の行政の仕組みにも政治屋さんらにも観せたい映画ですね。
救いようの無い映画。観るにはそれなりの覚悟が必要。
毒親に育てられたら、こうなるしかないなと思わせる映画。観ていて辛かった。一旦、明るい未来を夢見させてくれるが、コロナ禍で潰されていく。どう結末をつけるんだろかと考えたら、想像通りだった。出演している俳優の演技に不満はない。唐突に子供を捨てざりにする物語の作り方がおかしいのではと感じた。脚本に問題有りだと思う。
早見あかりが、子供を捨てざりにする母親役を演じていた。懐かしかった。昔、ファンだった。
多々羅の馬鹿野郎〜!
何であんなブスに手を出したんだよ。
全てぶち壊しぢゃ無いの。
せめてあんちゃんで良かったんじゃ無いの?
そして悪魔の様な母親に一本背負いかましてやれば良かったんじゃ無いの?
多々羅の馬鹿野郎〜!
河合優実ありきの作品
ドキュメンタリーのようだった。余計な説明なし音楽なし。あんが救い出され人と関わり光を見出し、ほんとはとても頑張り屋で優しく献身的な自分らしさを取り戻しこれからの生き方を模索し始めた矢先のコロナ禍。
やっと手に入れた居場所が手からこぼれ落ちてもなお自分の出来ることに懸命に取り組んだ あん。一つずつ積み上げてきたものを自分で台無しにしてしまったと、日記に丸がつけられなかったことで気づいてしまった彼女を抱きしめてあげられる人がいたら、またやり直せば良いと言ってあげられる人がいたら、ひとりぼっちで苦しまずにいられたら。
自分ではどうにもならない家庭環境にいる未成年者を見つけて、最後まで手を離さずに引っ張り上げることの難しさ。
やるせなさと無力感でいっぱいになるが、それも烏滸がましい気がする。
河合優実でなければ成立しなかっただろう作品。佐藤二朗もよかったし、このところ数作品で観ている稲垣吾郎もまた少し違った色を出していてとてもよかった。
もっと上映館を増やして全国で観られる機会を作ってほしい。
杏ちゃんを応援したくなった‼️
衝撃やったー😳ストーリーはなんとなくわかってはいたがここまでとは思わなかった💧。
まさかのラストも良い意味で期待を裏切ってくれたし、どこまでが事実なのか調べたくなりました😢。
母親の胸糞の悪い事👎(それほど演者さんは素晴らしかった)杏ちゃんが可哀想で可哀想で仕方なかった。
施設に乗り込んできた後、社長の「一緒に考えよう」は杏ちゃんに気持ちが入って一緒に泣いてしまいました😭嬉しい言葉でしたね。
多々羅さんは裏はあったけど杏ちゃんのためにやってくれた事に嘘はないと思うし、3人でラーメン食べるシーンは自然と笑みがでてました。
演者さんも主役はもちろんサブでも佐藤二郎さんと稲垣吾郎さんじゃないですか〜😆ダントツで安定‼️。
二郎さんはちょい強面の刑事さんお似合いでした。
吾郎ちゃんはスマートな記者さんパッチリはまり役でさすがでしたね、ちょい演技に昔と比べると違和感あった気もするが気のせいだろう(SMAPでは吾郎ちゃん推しなので(笑))。
と主役の河合優実さんね、シーン最初の頃から後半になるにつれて素直だしまっすぐだし優しいし健気だしめっちゃ応援したくなったほど役にはまってました☺️。
衝撃はあったがとても面白かったです…が、人と観に行くにはオススメはしないかな。
見えていた希望
優しく
強い心を持っていたからこそ
見えていた希望が
失われたつらさ
耐えられないほど悲しかった
どんな状況に生まれた子でも
救える世の中でありたい
児童相談所の権力を強化、人員増員で
せめて子供の命を守る
可能な限りの親の救済
公教育への予算増で高所得者以外の家庭の給食、授業費の無償化
多数の避難所の設置
できることはまだまだある
心が…。
音楽がなく日常の音、雨の音、電車の音、店の喧騒などが効果音になってる感じだった。
あんがいい子で、涙が流れるとかではなく、心がうずく映画だった。
河合優実の演技も醸し出す雰囲気もとても合っていた。
河合優実演じる主人公がもともとこの生活から変わりたいという意思をち...
河合優実演じる主人公がもともとこの生活から変わりたいという意思をちゃんと持っていて、佐藤二朗演じる警察や稲垣吾郎演じる記者に心を許すのも割と早くて、主人公の変容ないし変容を拒むさまをもう少し描いて欲しいという好みの問題があったのと、ラストシーンへの持って行き方(この登場人物を枷として生かしていくのか)というのが絶望ベースでは良いんだけど、もうワンシーン前で終わったほうが好みだったし、社会的意義もあるのかなと思ったりした。
「ミッシング」は『絶望ばかりだけど少し希望が見えるラスト』だったけど本作は『絶望の先にある絶望』を描いていて、ほぼ同時期にこの2作を見れてよかったという思いと、露悪さが前者のほうが強くて嫌なはずなのに好みなのはそっちなんだという気付きがあった。主演女優がどちらも大健闘しているのは言わずもがな。
根本を断てない、から多分繰り返す
母親に暴力を振るわれ売春を強要され小学校すら卒業せず薬物に溺れてる二十歳の女性の人生に、いくつかの大事な出会いが手を差し伸べる
もうちょっとだけ幸せでもいいのかも、控えめにそう感じ始めたそのときに
親が故意犯っていうのは、最も社会が介入し難いパターンだと思う、こんなの起こらないに越したことないけど、ついこの間の実話ベース
観てて無力感が酷い、根っこは、はたして一般家庭にどこまで暴力装置の踏み込みを許すかという話
緊迫と惨劇。
113分の緊迫と惨劇。
この重さを出せる入江監督は凄い。
最近この手の心が重い作品多いけど
カメラワークと表情が秀逸過ぎて
濃度の違いを感じた。
笑いのない佐藤二朗さんの名演技と、
女優の中で頭ひとつ抜けた河合優実。
芝居やってる女優は全員観て欲しい。
目の奥まで芝居してる。凄え。
久々にエンドロール後も動けなかった。
涙も枯らす重圧により無水で泣いた。
1人でも多くの人に観て欲しい問題作。
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