「とにかく鬱映画」あんのこと にんさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく鬱映画
みたいな~とは思っていたものの、重そう…という理由でなかなか見れず。
いやなことがあった日に、そうだ、いっそ落ちよう、とようやく見ました。
想像通りの鬱映画。しかも親からの暴力、虐待系か…。
まごうことなきバッドエンド。救いはどこにあったのか。
これ家庭内暴力受けていた人はつらいな。見れないかも。
フラッシュバックすると思う。
親になんらかの何かがある人、あんまりおすすめしないな…。
見終わった後も気分が鬱で鬱でどうにもならなくなります。
昔を思い出して動機がおさまらなくなるかも。
母親役の方の演技がまあすごい。
見ているほぼすべての方の殺意が沸き上がったのでは。
自分があんちゃんを助けたいと何度思ったか。
このままじゃ撲殺されちゃうじゃないか。
心も死んでいく。いや、心はすでに何回も殺されて、とうに死んでいたのかもしれない。
娘と自分は違う人間で違う人生を歩む権利があることを理解できなかった母親。
娘に人権があることがわからなかった母親。
この人もまた、男に自分を売ることでしか生きていけなかったのだろう。
ある意味でかわいそうな存在だったのかもしれない。
今、家族からの暴力にあっている人は家を飛び出してほしい。
世界がある。世界は広い。もっと知ってほしい。
あなたの可能性をもっと知ってほしい。
行政もある、保護施設もある。
友人でもいい。習い事の先生でもいい。匿名の電話でもいい。
まずは誰かにSOSを出してほしい。
(ネットで知り合った性加害目的の人はだめだよ!)
あなたが今の状況から抜け出す最初の一歩を作ってほしい。
虐待で小さい子がなくなるニュースはその場の状況がばああっと見えてきて心臓がぎゅってなる。暴力は、誰も救われない。
親も、子供に手をあげそうになったら、トイレでも車でも漫画喫茶でもいい、いったんその場を離れることが大切だと思う。距離や時間は、自分を取り戻すことができる一つの手段だ。気持ちが落ち着いたら、すぐに戻って、また子供を抱きしめてほしい。