「絶望から立ち直るには灯台のような人間が必要」あんのこと 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)
絶望から立ち直るには灯台のような人間が必要
クソ親の元、希望も何もないどころか我が娘に売りで稼がせて親らしい事など何もしてもらってない10代が落ちるのは容易い。
やっと出会った刑事と言う微かな灯火、まさしく灯台に出会えて真っ当な生活が始まったが灯台を失い再度絶望感を味わう。
人は一人では行きて行けない、だからこそ周りの人間との関わりが必要で、それにより何かをすることで自分に返ってくる。それが助けであったり、支えであったり、希望と言えるものであったり、様々な感情が芽生える事で感情豊かになって素敵な人間になるのだろう。
劇中でカラオケのシーン、二人の歌にもそういったメッセージを感じた、何かに情熱を注ぐのが人間らしさであり苦しい時は逃げても良いんだと。
世の中にはこういった苦しみの中で行きてる若い人が日本にいることを知らないよりも知っていはほうが優しくなれるかもしれないですね。
未成年の誰もが生い立ちや家族関係に多かれ少なかれ不満があるだろうけど、自分はまだ恵まれてるんだと思い直す事で希望持って行きて行くきっかけになれば良い映画だと思います。
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