劇場公開日 2024年6月7日

「ひとりの女性が必死に生きようとする姿を表現した作品。 本年度ベスト!!」あんのこと イゲさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ひとりの女性が必死に生きようとする姿を表現した作品。 本年度ベスト!!

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞前に舞台挨拶の動画で本作の結末を知ってしまってからの観賞に後悔(笑)
それでも結末は衝撃的だった。

当然、河合優美さん目当て。
最近話題となったテレビの不適切なドラマの影響か?
集客率はほぼ100%
やっぱり河合優美さんの演技が素晴らしかった!

親から虐待を受け覚醒剤に頼る杏。
そんな彼女を佐藤二朗さん演じる警察の多々羅が更正させようと奮闘するストーリー。

杏がとにかく可哀想。
必死に生きようとする中、事ある毎に母親に妨害される感じ。
クソ親に生まれた杏が可哀想過ぎた。

そんな中、稲垣吾郎さん演じる雑誌記者の桐野が登場。

杏、多々羅、桐野の3人が共に行動するシーンが良かった。
時々笑顔を見せる杏の幸せそうな表情が印象に残る。

後半に信じられない事件が発覚!
まさかの展開に驚く。
杏に親身に世話をしていた多々羅との接触がなくなり杏の感情に変化をもたらした感じが辛い。

記者の桐野の取った行動は正しかったのか?
悩ましい。

実話ベースと言うことが信じられないけど、この物語を取材した記者はどんな思いで取材をしていたのか?
多々羅の事を知りながら取材していたのか?
気になるところ。

多々羅のタバコのポイ捨てのシーンが多過ぎたのが気になりました( ´∀`)

イゲ
humさんのコメント
2024年6月12日

3人の交流はあんにとって安心できる時間だったのでしようね。
たのしそうな笑顔が忘れられません。
記者は仕事に淡々と忠実で、仲良くなりながら葛藤を抱え振り切ったように感じました。
多々羅のポイ捨てには残念な人間性がみえやっぱりザンネン。

hum