劇場公開日 2024年6月7日

「居場所という灯りが消えるとき」あんのこと マルホランドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0居場所という灯りが消えるとき

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

自分が入れる場所が奪われるとき、人はこんなにも無力になるんだなと痛感した。誰しもがここにいていいんだという安心感は絶対に必要だし守ってあげなければいけないと思う。
たとえそれが「私はあの子の親です」と声たかだかに宣言してそのこを奪いに来ようとしてもその「親」は果たして実に子供を大切にしているだろうか?まで見極める必要があると思う。

あんさんは最後まで誰も責めずに自分で抱え込んでしまった。周りの人間が自分の問題を彼女に押し付けていなくなっていく。それが無性に腹立たしい。

そして彼女の母親にも心底腹が立ったのだが早見あかり演じる母親がなんの理もなく子供を押し付けて去っていくところにも本当に腹が立ったしあんが死んだあとの態度にもどこか人ごとのようにさらっとコメントしてさっさと帰っていく様も本当に身勝手だなと思う。

マルホランド
トミーさんのコメント
2024年7月12日

ちょっと落ち着いたように見える母親に、直ぐに返してしまうのも批判的な描写なのかもしれませんね。男と居る為に置き去りに出来る母親なんですよね?

トミー