劇場公開日 2006年5月13日

「ファンタジーだけど、男がうざい」アンジェラ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ファンタジーだけど、男がうざい

2018年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 セーヌ河からの身投げ・・・『橋の上の娘』のパロディかと思ったら、そうではなかったようだ・・・

 シネスコとモノクローム。なんだかいい感じなのです。そして、独白で登場するアンドレは嘘吐き、詐欺師、どうしようもないダメ男。いきなり借金取りに嚇されてしまいます。額は2万ユーロ。日本円にすると280万円くらい。無謀な借金をして、この男は何に使ったのであろうかとストーリーに引きこまれ、やがて彼が詐欺師であり、いつ捕まってもおかしくない男だとわかります。当てにしていた大使館からも追い出され、セーヌ河に身投げしようとしていたところに長身の美女が現れ、彼女が先に身を投げてしまう・・・

 大人のファンタジーともとれるし、フランス風純愛映画とも思える。だけど、なんだろう。コメディとしも中途半端だし、ストーリー展開があまり面白くない。どんどん金を作ってくれるアンジェラを娼婦だと思ったアンドレがそのまま利用し続けて、ダメ男ぶりには全く反省の色がない。人を愛する心は目覚めたものの、このままの生活を続けると・・・

 映像はまずまずだったのですが、天使の出てくる映画では『ベルリン・天使の詩』が一番ですね~

kossy
きりんさんのコメント
2021年8月7日

アンドレのダメダメぶり(笑)
ものすごく印象的な俳優さんですから、彼がその後ちゃんと立ち直って、成長できたのかどうか、以降の別の作品で確認せにゃなりませんねー
予想では、たぶんダメかも(笑)

きりん