雪山の絆のレビュー・感想・評価
全35件中、21~35件目を表示
他にも方法は?いや、無いか…
2024 6本目 “生きてこそ”を随分前に観て衝撃だった。 それをまた違う目線で映画を展開… そりゃ、観ちゃうよな。 とにかく、雪山の中であれだけ生きられる事に驚く。 もちろんタンパク質など補給する覚悟あっての話。 人肉は俺は食べられるのか?? いろんな事に俺ならどうする??を考えてしまった。 墜落、食糧、極寒、雪崩、無救助…友の死 そんな状況下においてもワンチームと言うべきか、歪み合い、罵り合い、などが少なく相手を思いやる事が彼らが生き残ったチカラなのか… 残すべき作品。
人間の生命力に感嘆!
これが実際に起きた事故であり、実際に16名もの人々が2ヶ月以上、雪山での遭難の末、 生還していること自体が驚愕であり、猛烈に感動しました。 前半1時間までは本当に救いようのない厳しい状況をまざまざと見せつけられますが、 ラスト30分では本当に救われる気持ちになります。 生死の境目に至っては、つまり死生観も宗教観も大きく変化するように思いましたし、 まさにこれが人間いや動物としての本質なのだろうと思い至りました。 壮絶すぎる実話で、描写も非常に厳しいものになっていますが、 多くの方々に観ていただきたい、素晴らしい作品だと思います。
胸に突き刺さる
前知識無しで見たため、見終わってから実話を元にしたものと知り驚いた。 胸がドンとなるシーンが多かった。生に対する執着心、極限状態での人間の判断…自分が同じ場に遭遇したらどうするだろうと考える。
もうひとこえ欲しかった
キャストの方々はもちろん、つくりも素晴らしかった。けれど『生きてこそ』を観たときほどの衝撃がなかった。同じ話なのだから新鮮さがないのは当然なのですが、何というか生きてこその方が味があって、それが生々しさや人間臭さをさらに倍増させていた気がする。完全に好みの問題だと思うけれど。。
「自分だったら」を突きつけられる
「極限状態」を標榜する映画は多々あるが、事故の描写、雪山の過酷さと飢餓への恐怖等、圧倒的な救いのなさで打ちのめされた。 あの中に放り込まれていたら、自分はどんな選択をしただろうか…。2時間半を超える長さで、静かなリアリティを持って迫ってくる画面を見ながら、幾度も「自分だったら」を突きつけられた。 このタイミングということもあり、観終わってからも、胸にズシンと重いものが残ったままの状態。
今みてほしい作品のひとつ
年明けからいろいろなことが ありすぎて悲しさと無力さに 心が折れかけてしまって、 心を守る選択として映画を何本か観た。 集中できなくて何度か止めてしまう 作品もあった中で、こちらだけは 引き込まれるように一気に完走した。 この作品のみんなの計り知れない精神力。 でもそれは必死で、本当の意味で必死に 強くあろうとしたからであって、 人間なんて本当はそこまで強くできていない。 いないからこそ、 彼らが最後まで行動し続けた姿に 涙が止まらなかった。 辛い現状と苦しい選択の連続は、 実話だと知らなければやりすぎだと思うほど。 いつなにがあってもおかしくないから、 せめて精神だけは養っておこうと思えた。 祈ること、募金をすること以上 なにもしないことが適切であることを認め、 これ以上なにもできないことを受け止め、 明日を迎える準備が整うことに感謝をし、 目覚めたらその日を大切に過ごすことが わたしにできること。 心が折れてる場合じゃないなと この作品に教えてもらった。 絆という言葉を安易に使用することが あまり好みではなかったけれど、 彼らのことは絆としか表せないと感じた。
パンフレットがない点が厳しいが、それでもおすすめ以上
今年13本目(合計1,105本目/今月(2024年1月度)13本目)。 もともとネットフリックス契約者向けの作品のようで、この手の映画は映画館で見てもパンフレットなどないようです。 ただこのサイトを見てもちゃんと元になる事件名までは記述されているので、そこで予習していくかいかないかという点がまず分かれるのかな…という気がします。 かえって日本を見ると、飛行機事故も、いわゆる登山によるトラブルもどちらも見られますが、映画で描かれるような類型はあまり聞かず(ただ、趣旨としては理解できる)、ある程度類推してみることができるタイプの映画です。 映画のレーティングとしてはPG12で、一部に不穏当な描写・発言が出てくることによりますが、もっともこの映画をお子さんが見に行くのかというと微妙で、正直この事件自体も「調べればわかる」程度になっているので、そこをどう評価するかという点に大半つきるというところです。 なお、スペイン語放映ではありますが、実際には南米スペイン語である(スペイン語に関してある程度知識があればわかるし、そもそも「スペイン語」と「南米スペイン語」は別の字幕扱い)ことに注意です。 採点上特に差し引く要素まで見出せないのでフルスコア扱いとしています。
テレビのドラマかドキュメンタリーでも見たことあるし、 展開もラスト...
テレビのドラマかドキュメンタリーでも見たことあるし、 展開もラストも分かっているはずなんだけど、 でもずっと飽きずに没頭したまま見終わった その後の賛否両論とか、その辺省いたのも、 それで良い
実話と知らなかったらそんな訳あるかと思ってしまう
2023年劇場鑑賞309本目。ネトフリ配信作なのでパンフレットはもちろんなくマイナス0.5。今年最後の作品になりましたがなんて作品が最後だよ! 雪山に遭難したラグビー部の話とだけ聞いていったのですが、まさかあの事件の映画化だったとは・・・。 どんどん人がなくなっていく中、こちらのトイレの我慢も極限になってどっちが先に限界を迎えるか勝手に体験型ムービーになっていました。サバイバルの描き方は本当に絶望的で良かったです。 トイレの事を考えると1秒でも早く終わって欲しかったのですが、助かった後彼らに待ち受けていたであろう世間の反応とそれに対する彼らの向き合い方は観たかったです。そうなると確実に漏れてましたけど(笑)
面白いけど長い
墜落から遭難までがリアルで面白かったです。生きていくための葛藤が伝わってきました。ただ実話なので話に大きな波があるわけじゃなく、それで2時間半は長かかったです。遭難してるところ30分くらいカットして2時間くらいに納めて欲しかったです。結末もわかってる話なのでなおさら。やっと終わったと思ったらエンドロールが3曲分で長すぎて辛かったです。 色々いいましたが、作品自体は面白いです。見る価値あると思います!
生命力に驚愕
1972年10月13日、ラグビー選手団を乗せてウルグアイからチリへ向かっていたウルグアイ空軍機571便が、アンデス山脈中心部の氷河に墜落した。乗客・乗員45名のうち生存者は29名。想像を絶する過酷な環境のなかに取り残された彼らは、食料も底をつき、生き延びるために遺体の人肉を食べるしかない状況に追い込まれていった。そして、雪崩などにも襲われ、救助活動も打ち切られ、約2ヶ月経った頃、チリへ向けて救助要請に向かった2人がなんとか地元民に遭遇でき、残り14人の計16人が生還できたという、事実に基づく話。 標高4200mで峰に激突し墜落して、3700mの高地で酸素も薄く、食料もなく、まだ雪解けも始まらない山の中で、嵐にもあい、極限状態に置かれた人々の恐怖と遺体の人肉を食べるという倫理的な葛藤、生きることへの執念、仲間との強い絆なと、凄いものを観せてもらった。 雪山を10日間も歩き、チリの地元民に出会えた時の嬉しさがスクリーンからも伝わってきて感動した。 遺体を処理した3〜4人は辛かったと思う。 これ、生還者の書いた本が原作らしいが、Wiki読んだだけでも凄さがわかり、本当に感動した。
NETFLIX発、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」のJ・A・バヨナ監督が贈る、驚愕の実話ドラマ
配信前の先行劇場ロードショーで観てきました 50年前にアンデス山脈で起きたウルグアイの航空機墜落事故と奇跡の生存者たちが送った2ヶ月のサバイバルドラマをじっくり2時間半かけて描き切る骨太の実話ドラマ 絶対に風化させてはいけない出来事だし、目も背けてはいけない とは思いますが、閉じられた場所での寒さと飢え、そして人の死と向き合わなければならない極限状態を疑似体験するような内容だから、不謹慎な言い回しかもしれませんが、苦手な人はかなり苦手な内容かもしれません 全体的に観ていてキツかったのですが、私の中で一番インパクトがあって観終わっても精神的に尾を引いているのは冒頭の飛行機の墜落シーンです いろんな映画の中でよく描かれてきた類のシーンですが、本作の映像はリアルで木っ端微塵になる描写がエゲつなく、凄まじくて痛々しい最恐の映像体験になりました その墜落シーンの圧倒的迫力に加え全編に映し出されるアンデス山中のダイナミックなフルロケーション映像が本当に見事で素晴しい、これはNETFLIXの家庭用モニターだけでは本当にもったいない、是非 劇場の大画面と大音響で体験してもらいたい作品です
ストーリー展開は分かっている、だが目が離せない
『インポッシブル』(2012)で見事に津波を演出したJ・A・バヨナが今作『雪山の絆』で墜落、雪崩、サバイバルを描く。 フランク・マーシャル監督の『生きてこそ』(1993)を何度か観てるいるし、昔見たドキュメンタリー『アンデスの聖餐』(1975)も覚えている。 しかし今作は作家パブロ・ビエルチが事故から36年後に発表した著書を原作にしているので "神の存在" の感じ方が変わっていると感じる。映画館で観て良かった。
全35件中、21~35件目を表示