「飛行機墜落×雪山遭難(実話)」雪山の絆 ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
飛行機墜落×雪山遭難(実話)
ネタバレ
1972年アンデス飛行機事故を題材にした映画。
乗客乗員45名のうち、生存者は16名。
生きるために仲間を口にして生き延びることができたことで有名だと思う。
(私はそれで事故のことを知ってた。)
映画の感想
最終の生存者数がそれなりにいたことも知っていたが、
墜落直後は30人程度生きていたことに驚き。
山だから墜落したのだけど、
山じゃなかったら墜落の衝撃で全員生きてなかったかもしれないし、
けど山だからこそ救助も遅かったし…。
もっと救助が早ければ…と思ってしまう。
失われたものも多かったけど、
あるもので工夫するのも珍しいなと。
(日本の飛行機事故が生存者がほとんどいないせいか、珍しく感じる)
座席などでハンモックを作り、負傷者を休ませたり。
飲料水をつくるために、飛行機の端材を使い雪を溶かしたり。
そもそも墜落の衝撃で生存している人が多いな。
墜落の衝撃での怪我や、雪山での厳しい寒さ、食糧、飲料水の問題。
楽観視できない現状の中、
使えるように直したラジオからは、捜索中止のニュース。
絶望だろうな…。
とんでもなく悲惨な状況の中、
どこか余裕があるように見えるのなぜ?
日本人ってやはり武士とか侍とか日本兵の精神が、
心のどこかにあるの???
生きていくことができなくなった仲間を口にする行為は、
その場にいた者じゃないと理解できないことだと思う。
想像はできるが。
自分なら仲間や家族に生きて欲しいと願う。
逆の立場になら…?
自分が生きていくのが難しくても、食べられないと思う。
何度も言うが、その場にいた者じゃないと理解できないと思う。
生きてこそ、だが、その決断ができないと思う。
世界中に様々な遭難事故があるが、
もしかしたら、誰にも知られることもなく、
相手を助けたいと思う気持ち、
思いを受け取った者がいたのかもしれない。
非常に考えさせられる題材でした。
24.11.4 ネトフリ