「田舎の映画館は音が良くない。」劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re: Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
田舎の映画館は音が良くない。
作品自体は全話視聴済みなので、内容の展開もオチも既知の作品です。総集編という訳で内容もコンパクトに再編され、と言っても全12話を前半90分後半80分の170分、話数的には7話分なので、それ程バッサリ落とされた感もなく、駆け足展開・ジェットコースター感も殆どありません。むしろTVアニメ未視聴の方が導入として見るには最適かと思われます。
そんな特殊な上映作ですので、あえて映画館で観る場合は目的が決まってるのですが、その一つ『大画面のスクリーンで観たい』は充分達成される一方、もう一つ『楽曲を良質良好な音で楽しみたい』の方はサスガに無理でした。勿論解ってましたが。。。
本作は勿論、アイマスやラブライブ、近日公開の『きみの色』も該当するかと思いますが、『楽曲』が作品の重要なファクターならばこそ『音質』にも拘りたいのは山々、でもコレばかりは自分ではどうしようもありません。
首都圏に住んでいた時代は、川崎、幕張、立川、さいたま、そして都心部各フラッグシップ劇場のソレらを、箱を替えて同じ作品を数度観る事もありました。一方コチラ田舎は、車で片道1時間半の1箇所のみ。とにかく本作の楽曲は個人的にかなり好みでして、殊更余計に音響が気になって仕方ありませんでした。
と言う訳で、唯一音響に不満がある以外は諸々良作です(それも作品外の部分ですし)。各話の再編集・まとめ方も申し分ありませんでしたが、唯一、ギターを買いに御茶ノ水に行く前後の話は編集無しで見たかった部分です(ヘドバンしながら入店する所など)。
また作画がアッサリしてますが、その分シッカリと動きます。特に演奏のシーンはTVアニメで良くやる『紙芝居』は極力なくして、むしろ細かく動く様は相変わらず良好。ギターの弦を押さえる手指の動きや〝忘れてやらない〟のキタちゃんの動きとか臨場感も出ててとても良いシーンですね(動きは本作のウリ)。
またしても余談ですが、実は個人的にはライブハウスに行った経験はありません。こんな田舎にも某アニメで登場した『GEILS』と言うライブハウスがありますが、ぼっちチャンと同じ陰キャなので賑やかで楽しい場が苦手ですw
そのクセ以前は、毎年のコミケは夏冬全日参加していました(買う方)。陰キャヲタも20万人集まると、それなりの熱気・陽気が立ち込めます‥‥w
最後に、他に総集編上映作品が創られるとすれば『よりもい』ですかね、暑い夏に寒い南極はヨサゲかと。
点数はRe:とRe:Re:合わせて★4.25です。