「敵がいまいちハッキリしない。古代の邪神軍団は何がしたいのか?彼女はいったい何と戦っているのか?けど、けっこう面白かった。」スリ・アシィ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
敵がいまいちハッキリしない。古代の邪神軍団は何がしたいのか?彼女はいったい何と戦っているのか?けど、けっこう面白かった。
格闘家アラナが古代インドネシアの女神スリ・アシィの力を得て邪神と戦う。
孤児院の子どもアラナはケンカが強くて昔の安達祐実ちゃんに似てて可愛いから、スリ・アシィはヤメて、このままこの子の成長物語でも僕は全然良かったがが、里親に引き取られたところで子ども時代は終わり。残念。サイドストーリーでも有れば見たいと思った。
突然大人バージョンのアラナ。腕っぷしが強えーから格闘家として活躍中。八百長の申し出を断り難かったようだし、金ももらえるから3Rで八百長負けする予定がつい勝ってしまう。勝ってしまうのは予想通り。八百長の胴元が怒ってコーチの里親を意識不明の重体にしたから今度はアラナが怒って胴元に仕返し。この胴元が、貧乏人はこの世から抹殺すべきだとか言う立派なヤローで最悪。邪神のペンダント持ってたから、コイツがやっつけるべきラスボスだと思ってたらペンダントが偽物でコイツは小物だった。
アラナが小悪党の胴元を成敗してスッキリっていうドラマでも面白いと思ったが、格闘家バージョンはここで終了。
で、何か古代の儀式があってアラナに女神降臨、スリ・アシィになって悪の神たちと戦う。僕は、スリ・アシィにはインドネシア版キャプテン・マーベルか?っていうぐらいの強さを期待したがそれほど強くない。ピストルの弾はよけちゃうんだけど、ザコキャラ倒すのも結構苦労してて期待してたほど強くなくてちょっとガッカリ。
ザコキャラなんか何十人いようがマシンガン持っていようが一瞬で意識を奪って倒してしまうぐらいの超絶パワーを発揮してほしかった。
あと、1000人閉じ込めた場所がショボい鉄格子で笑えた。
現れた敵の古代の邪神みたいのもサノス級のトンデモパワーを期待してたが、まあソコソコの力でこちらもガッカリ。
話は変わるが、サノスが指パッチンの完全勝利でエンドロールが始まってしまった時の衝撃と興奮は今も忘れられない。空間と時間を自在に操れる能力に一体どうやって対抗するんだと次回作への期待は最高潮だった。僕はこの時点でキャラの半分ぐらいは忘れていたので、もう最近は ほとんど付いて行けてなくて、見ても割りとチンプンカンプン。
まあ、それはともかく次回作有るみたいなので楽しみ。作られるかどうかは何となく微妙っぽい。インドネシアでヒットすれば期待できる。これがインドネシアヒーロー第2弾というのも驚きだが、例によって第1弾を酒の神様が当然のように見てる。