「ちさまひが出てきてくれるだけで楽しいのだが、アクションがさらに激し...」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ バビさんの映画レビュー(感想・評価)
ちさまひが出てきてくれるだけで楽しいのだが、アクションがさらに激し...
ちさまひが出てきてくれるだけで楽しいのだが、アクションがさらに激しく細かくなって圧巻。
弛緩と緊張の振れ幅がこれほど大きい映画は洋画を含めて他にないと思う。
「バディムービー」はたくさんあるけど、これほどずっと見ていたい二人ってのも洋画を含めて他にない。
「この世界に前田敦子はないんじゃないの?!」と予告を見て悪態をついたことを謝ります。
あっちゃん、よかったです。
つーか、前田敦子って実はすばらしい女優なんじゃないかと思い始めてはいたんだけど(去年の「そして僕は途方に暮れる」とかね)。
欲を言えば、田坂君をもう少し活躍させてあげてほしかったし、須佐野ももうちょい・・・。
シリーズ全体で言うと、2では非正規の兄弟、3で孤独なコミュ障という「敵キャラ」に心を持ってかれる映画ってのは他にないような気がする。
そういう視点で見ると、1のファザコン娘も今になっていとおしくなってくる。
シリーズ全作通して、憎めるキャラがいない、いや、登場人物全部好きになるって感じか。
京都弁のメイドも、素手で立ち向かって一撃で倒される殺し屋も、ビビりたおす銀行員も、定食屋のお母ちゃんも、灰原に感化された先輩もね。
銃やナイフで殺しあう話なのに、人間ってみんな一生懸命生きててみんないいよねっていう金子みすゞみたいなメッセージを感じる。
これでさらにさらに「ドキュメンタリーオブベイビーわるきゅーれ」が楽しみになった。
【あの】ドキュメンタリーと比べられると思うとわくわくが止まりません。
池松くんはどう思ってんだろうなあ(笑)
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