「アクションを信じている映画」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションを信じている映画
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待ち望んだ「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ第3作!
何と前作から1年半で新作とテレビシリーズが同時に公開されているスゴさ。
1作目の時から比べて、ちさと役の髙石あかりさんは映画やドラマでの出演も増える売れっ子になられているし、まひろ役の伊澤さんは「ジョン・ウィック」等でも本来の仕事であるスタントをされていたりと大忙しなのに、この短いスパンで新作が公開され、映画自体もどんどんメジャー度が上がっている。
そして今作最大の見どころは何と言っても、これまた仕事し過ぎ感のある池松壮亮さん。「シン・仮面ライダー」のメイキングでも垣間見えた、彼の暴力性が爆発している!
この手のシリーズでは、続ける度にどうしても「強さのインフレ」が起こってくるものだ。だけど2作目の時点では、コンビ同士の対決に持って行く事で、上手くそれを避けていた。しかし、今回はそこに真っ向から挑んでいる。迎える相手は池松さん演じる冬村かえで。この最凶が二人を追い詰める。
また、ちさととまひろを含めるキャラクター全員がどこか社会に馴染めない人物で、彼、彼女らに向ける監督の優しい視点は、まるでティム・バートンの様でもある。
そして、アクションがどれだけ雄弁にドラマを語るのかを示してくれる!これは、アクションを信じている人の映画だ!こういう事なんですよ、「リボルバー・リリー」さん!
「犯罪都市」シリーズと共に、現在のアクション映画を牽引する傑作!
#ベイビーわるきゅーれ
#ベイビーわるきゅーれナイスデイズ
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