「池松❗️ナイスでぃ〜す。」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
池松❗️ナイスでぃ〜す。
さてさてベビわる第三弾である。
本シリーズは噂は聞いていたが、評判が良すぎて、もし観てノレなかった時に、自分を責めるタイプなので手を出してなかったが、配信されてるのを見付けて重い腰をあげた。
結果、「ある用務員」「黄龍の村」「最強殺し屋伝説 国岡」と配信で観れた阪元作品を漁る程、どハマりした。
「ベビわる2」も配信が始まって観た(全てAmazon prime)
1でチープさが逆によい塩梅のソリッド感ある世界感を感じさせてて、そこに完成度の高いアクションを観せてくれているだけで満足だったし、伊澤彩織さんの評判は知っていたので凄いなあと関心しましたが、何より高石あかりさんを初めて知った驚きが大きかったです。
この人の台詞の間にビックリして、何て瞬発力がありながら受ける芝居の度量の広さがある人なんだろうと思いました。
そのおかげでハマった訳ですが、2が作品としてこじんまりまとまった印象で、芝居もアクションも良いのに全体的には尖ったところが失われて、平均化された印象でした。
もちろん受け手がより期待度がました上での印象なので、フェアでは無いとは思います。観客は欲しがりなので。
そんな感じで本作の製作と同時にドラマの製作発表を知った時には、少し嫌な感じがしました。
より平均化されて尖ってないのかなぁと。
で、ナイスデイズです❗️
素晴らしかったです。
グレードアップというか、一皮剥けた感が作品全体にあって良かったです。
2人の緩いバディの会話のコミカル部分は最小限に抑えて、緩くはあるがエモーショナルな部分に重きを置いてて、それが大幅に増えたアクションとの相乗効果でラストに繋がってました。
あのラストシーンは、アドリブと台詞が一体となった名シーンでした。
高石あかりさんは、アクションが増えてキレも良く、何よりも当て書きであろう台詞とアドリブで、完全にちさとと同一化した演技でした。
絡んでる時の前田敦子さんが可哀想に感じるぐらい、力量に差を感じました。
伊澤彩織さんは、相変わらずの凄いアクションでしたが、演技者としても吹っ切れた様な感じで、以前よりまひろの細かい表情が豊かになってて、ビックリしました。まひろの存在感が増してて凄く良かったです。
本作のグレードアップに多大な貢献を果たしたのは、池松壮亮さんだと思います。
いやはや、あの凄いレベルのアクションをしながらの表情の変化とか、アクションのキレとか、元々好きな俳優さんなので観てきましたが、改めて凄い役者さんだなぁと。
結末での冬村かえでの退場が勿体無い、もっとこのキャラ観たいと思いました。裏まひろとして、この世界でずっと絡んで欲しかったです。
今回の宮崎ロケで思った事は、いっそこれから全国回って、ご当地の殺し屋さんと絡む寅さんシリーズにしてくれ。毎年お正月に観たいから。
と、初見ではこんな感じです。
で、ドキュメンタリー観た後のおかわり鑑賞で感じた事は、やはり良い。
もっとこの2人をもっと観たいと。(もちろんドラマは観てますが、あちらは今のところコメディ色が強い)
カットしてる部分も入れてくれと。
初見の時にも感じてた、まひろがアジトで落ち込んでる所が少し唐突感があると思ってましたが、ちゃんとその前に駐車場でかえでに会ったまひろの暴走を止めるちさとのシーンであろう物が撮ってあるのを観て、それ入れてくれ!
ちさとがまひろの生死確認するシーンも、削った所も長くなっても入れてくれ!と思いました。
まあ、観客は欲しがりですから、知ってしまうと全体も考えず繋いで欲しい、観たいとなりますね。
何にせよ、生きてて良かったです。
完全にダラダラ感想文でした。
共感ありがとうございます。
高石さんは凄く滑舌が良く、ボソボソ系の中(池松くんもそう)に投入すると小気味よさが際立ちますねートロッっ子ちゃーんの時もそうでした。
こんにちは。
私も2回目行って来ました。
初見より豪快に泣きました。
彩織ちゃんは勿論、あかりちゃんもすごかったですよね♪
池松君。ラストサムライのあの子の前はヤングシンバでした。
本当に立派になりました(^。^)
ドキュメンタリーの方もですが上映回数が少な過ぎです。
みんなに観て欲しいのに泣
寅さん化に賛成!
でも欧米と違って、日本の場合、殺し屋のマーケットが狭いというか、あれですよね。
アメリカだと元CIAのリーアム兄さんやデンゼル・イコライザー・ワシントンとかマット・ボーン・デーモンなどたくさんいるので、いっそ海外出張?