「宮崎が廃墟のバトルフィールドのようだ」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎が廃墟のバトルフィールドのようだ
結局2を飛ばして観てしまったが全然関係なく楽しめた。しかし冒頭からの池松壮亮の圧倒的存在感は何なんでしよんう。そして前田敦子のベテラン感。もちろん主役はおろかこのチームの俳優はみな生き生きとしていますが、池松壮亮と前田敦子がどんな映画に囲まれて生きてきたのか、その空気がパーッと呼吸している感じで素晴らしい。
宮崎休暇中に急な殺しで簡単に終わるはずが池松壮亮演じる孤独な、そして最強にヤバい殺し屋に邪魔されて、それを仕留めるまでのゲームなのでひたすらスポーツかミュージカルを見るようにアクションを見守り続けることになる。
意味なく心に残ったのは宮崎が荒れ果ててる(笑)ことなのだけど、宮崎県庁もシーガイア的なところももう廃墟だな、と。連続して『クラウド』まで観ると、日本はかつての繁栄から転落して全国津々浦々廃墟になっている感がもの凄い。しかしそれによってこんなドンパチやらせてもらえるのならいいのか。しかしここまでのアクションできるならやはり次はCGを極力使わないタイプのアクションも観たいな、と思った。
そしてファンムービーとして観ていればいいのかもしれないけど、若干芝居部分がたらたらする。シリーズなのでこういうものなのかもしれないけど。もうちょっと短くてもいいかも。
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