劇場公開日 2024年9月27日

「光の点滅が激しいので注意/初代から続いた作品。初代と本作とどちらが好きかも好み次第。」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0光の点滅が激しいので注意/初代から続いた作品。初代と本作とどちらが好きかも好み次第。

2024年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年345本目(合計1,437本目/今月(2024年9月度)31本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 ナナゲイさん(シアターセブンさん)はミニシアターで基本的に番組編成が土曜日始まりの金曜日終わりなのですが、本作はもともとミニシアターから始まった経緯があることもあってか特別の金曜日放映。

 まずこの作品自体が、今でいうと「侍タイム~」等と同じようにミニシアター中心で放映されていたものが口コミでヒットして大きな映画館などでも放映されるようにはなったものの、最初は本当に小さい映画館だけでした(大阪市ではシネマートとシアターセブン、のちになんばパークスシネマなど。2以降は当日から大手でも放映あり)そのような経緯のある映画で、「侍タイム~」や「カメラを~」等と比べられることがままあるんじゃないかなと思います。

 一方で本作品はいわば「~3」の扱いで主要登場人物等はすべて同じですが、初代「ベイビーわるきゅーれ」等で見られた小ネタ等は大半がなくなり、一般的なアクション映画と同じになっている(あるいは、主要登場人物を演じる、伊澤さんと高石さんのどちら派(さおりさん派とあかりさん派かという話))点が、個人的にはちょっと「他の一般的な作品と同じになってしまってもったいないな」というところです。

 本作品は主要登場人部のちさとを演じる高石さんが宮崎出身という縁もあって宮崎が舞台です。それほど地理に詳しくなくても楽しめるところは良かったところです。また「~1」から続いているキレキレのアクションも進化しているところは良かったです。
一方で「~1」はまだどうしても(当時ミニシアターで放映されていたように)発展途上な部分が意図的か、あるいは品質として残っていて、そうした「よくわからないネタ」探しをするのも面白かったのですが、本作に至っては予算の当てようが違うのかそういう「ネタ的な部分」がほぼほぼ消えているのが惜しかったところです。ただこのことは換言すれば、~1や~2の旧作品を知らなと楽しめないということを意味「しない」ので(VODなどで課金すれば見られますが)、そこは好き嫌いあるんじゃないかなと思います。

 なお、光の点滅がそこそこありますので(マシンガン等を撃つシーン他)、気になる方は後方推奨といったところです。

 採点に関しては特段気になった点まではないのでフルスコアです(まぁしいて言えば、やや早口に過ぎる点がある(挙げている方多数)のは確認済み)。

yukispica