「再生の物語」夜のまにまに なおさんの映画レビュー(感想・評価)
再生の物語
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後ろ髪をひかれる若者たちが前を向くまでのお話。
会話が全編通して自然体。いい意味で、演技してるって印象を最後まで抱かなかった。
別れても離れてくれない元カノ兼幼馴染を引きずっている新平と、彼氏の浮気に執着している佳純。新平の方は、途中まで誰に対してもずっと中途半端で不器用な感じ。んで佳純の方は仲良くやっているように見えて、彼氏と新平以外誰に対しても煮えきらない態度。性格でみれば結構違うけど、根っこの部分は似たものどうし。
そんな二人が浮気調査(!?)を通して、惹かれ合って、そしてそれぞれの道へと進んでいく。ところどころ説明不足(新平にだけ見えるきょうだいの霊?とか、佳純と最後別れてからの描写とか)が否めなかったけど、序盤とラストの出会いと別れの描写がうまい具合に対比になっていて美しかった。
最終的に新平が一人佳純のもとに向かうシーンは、佳純との関係がぷつっと切られたようで切なかったけど、二人が幸せならOKです。
(余談:主演の二人が十歳差と聞いてビビる。同い年にしか見えなかったわ…)
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