「「平和で幸せな一家」というのは違う。 妻は精神的に病んでおり、夫と...」NOCEBO ノセボ 省二さんの映画レビュー(感想・評価)
「平和で幸せな一家」というのは違う。 妻は精神的に病んでおり、夫と...
「平和で幸せな一家」というのは違う。
妻は精神的に病んでおり、夫としょっちゅう言い争いをしている。
悪魔のような家政婦がやってくるのかと思ったら、これも違った。
訳ありだが、結構有能な家政婦だ。
ただ、後で明らかになるが、家政婦が雇い主の妻を恨むのは筋違いだ。
火災の原因はあくまで現場の問題であり、妻に責任はない。
ドアに鎖をかけていたのもやむを得ない事情がある。
また、職場に娘を連れて行っていたのはあくまで家政婦側の事情に過ぎない。
そうは言っても、家政婦は誰かに怒りをぶつけなければ精神の均衡を保てなかったのかもしれない。
誰も責められないな、と考えると悲しくなる。
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