「フェアトレードを心がけましょう」NOCEBO ノセボ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
フェアトレードを心がけましょう
なんか、ズシっとくるよね。自由資本主義へのアンチテーゼが呪になって襲ってくる。
普通な状態であれば、頼んだ覚えがない家政婦を招き入れることなんかないだろう。だが、クリスティーンは仕事上の重大なアクシデントが原因で、精神が不安定で記憶障害もあるようだ。夫からもメイドを雇ったらどうだ、と言われていることもあって、あっけなく家に入れてしまう。それにヨーロッパでは、フィリピンから出稼ぎにきた女性をメイドとして雇うのが一般的だから、派遣されてきたメイドがフィリピン人でも驚かない。
不穏な民族音楽が鳴り続けているから、ずっと居心地がわるい。それにしても、あのダニはでかいよね。血をすってパンパンになっているのだとしても、気持ち悪い。あのダニがでかくなって顔に向かって這ってくる映像は、強烈。虫嫌いの人がみたら一発で失神してしまう。
ラストでのダイアナの行動は、予想外で衝撃的。しかも、その後のアレも吐きそうになる。さらに、あの人の姿を姿をみてフィリピン呪術のパワーに驚くばかりでございます。
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