劇場公開日 2024年2月23日

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「拳は口ほどにものを言う」犯罪都市 NO WAY OUT レントさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0拳は口ほどにものを言う

2024年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

相変わらず口ではなく拳にものを言わせるドンソク兄貴。なるほど、ドンソク兄貴の腕には「拳弁護士さん」が寄生していたのですね。これで謎が解けましたよ。どうしてドンソク兄貴が令状なしに、ドアを破壊してずかずかヤクザ事務所やクラブに入って捜査できるのかが。すべては弁護士さんのアドバイスだったんですねって、そんなわけあるか、全部違法だよ。あと、取り調べで暴力振るうのもね。でもドンソク兄貴だから許すよ、もう百歩どころか一万歩譲るよ。だって、ドンソク兄貴だから。

一作目は人物紹介、そして二作目からはキャラが定着して熟成されて、悪役もキャラが立ってて、その掛け合いで存分に楽しませてくれた。二作目が出来が良すぎたので少々不安だったけど、今回も見せてくれた。回を追うごとに確実にパンチの数が増えているし、殴り倒した人間の数、そして笑わせてくれる数も倍増。
すべてちゃんとお約束通りやってくれるから、ファンとしてはうれしい限り。今回は兄貴が車にはねられたり、袋叩きにあったりと、ちょっと心配になったけど、気がつけばもう痛すぎるからやめろって、さっきまで地べた這いずってたのがいつの間にか形勢逆転。強面の強そうなヤクザをバッタバッタと叩きのめす。

シュワちゃん、スタローン、ジャッキーがいなくなって、肉弾アクション俳優の空きを埋めてくれるのはドンソク兄貴しかいないぜ。今回も大いに笑わせてもらったし、すかっとさせてもらった。すでに4作目も完成してるということで、もうこのシリーズは毎年見たいくらいだよ。スタローンとの共演の「悪人伝」のリメイクも今から楽しみだぜ。
ちなみに一作目から出ていたレギュラーメンバーのイス組長、今回は出ないかと思いきやちゃんと最後に出てくるというお約束。観客の求めてるものがちゃんとわかってるね。

レント