「スカッとする映画」犯罪都市 NO WAY OUT 町谷東光さんの映画レビュー(感想・評価)
スカッとする映画
面白い、実に面白かった。
マ・ドンソクがいてこそ成り立つ映画。このシリーズの前作や「新感染 ファイナル・エクスプレス」も見ているが、マ・ドンソクは求められるキャラクターを忠実に演じている、と思う。
悪い奴らを徹底的に、力づくで倒してしまう…体を使ったアクションが実に気持ちいいのだ。
アメリカとは違って、なんでも拳銃を持ち出すのとは違い、相手は素手か刃物。それをマ・ドンソクが気持ちいい動きでなぎ倒し、つぶしてゆく。
これだけのアクション、演技ができる役者が今の世界の映画界にいるだろうか?
この点で、韓国映画のレベルは世界トップ級なんじゃないのか。
ヒューマンドラマみたいなものは一切なく、物語の底が浅い感じがした。それが★半分減らした理由。
平日の昼間、東京下町のシネコンには100席ほどのスクリーンに4割ほどの客入り。これはかなりの入り具合だろう。
年齢層も幅広く、日本(下町)の映画ファンは韓国映画を評価しているっていうことだ。
【企画の提案】
初めてマ・ドンソクを見た時から思うのだが、力道山に似ている。
マ・ドンソクが現代の日本に「力道山」として現れて、スポーツ界、芸能界、いろんなところで大暴れする、みたいなちょっとコメディータッチな映画を作ったら面白いと思うよ。力道山を持ち上げながら、裏で朝鮮人差別をする日本人を戯画的に描く…とかね。
この企画、パクッてもらってもいいよ(笑)。
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