劇場公開日 2024年2月23日

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「マ・ドンソク 三度降臨‼︎」犯罪都市 NO WAY OUT リオさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マ・ドンソク 三度降臨‼︎

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

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言わずもがな、マ・ドンソク演じる剛腕刑事マ・ソクトが、拳一つで悪党を叩きのめす痛快バイオレンスアクションコメディーの最新作。本作では、事件の背後で暗躍する日本のヤクザと、韓国警察の汚職を描いているのが特徴的。

本シリーズは、何といってもマ・ドンソクの存在感に尽きますね‼︎ とにかくその存在感(絵力)たるや他に類を見ない! 終始ナイロンスウェット姿で、韓国マフィアだろうが日本のヤクザだろうが汚職刑事だろうが、次から次へバッタバッタとなぎ倒す!(全盛期の朝青龍を彷彿とさせる圧倒的な強さ!)かと思えば、サラリとコメディーシーンも演じ分ける。

本作で個人的に注目したのは、日本のヤクザ「リキ」役を演じた青木崇高さん。つい最近、ゴジラ-1.0でキーとなる役所を演じて評価が急上昇中の俳優だ。
ゴジラ-1.0は恐らくオスカー(視覚効果賞)取るだろうから、今後ますます国際的な注目が集まるのではないでしょうか。(この役者さんの感情表現はとても素晴らしいですね。)

それから、本作でもう一つキーとなるテーマは、警察の汚職問題。日本でも稲葉事件宜しく、昔から問題視されてきたテーマの一つだ。まぁ作中では、問題の深掘りは無い一方で、ちょっとやりすぎ感も否めないが…。

強いて言えば、前2作と比べると若干バイオレンスやグロテスクな表現に物足りなさを感じたか。本シリーズの醍醐味は、ヒリつく緊張感とコメディー要素の緩急だったりしたので。(人気が高まるに連れて、過激な表現はどうしても控えざるを得ないのでしょうか。)

総じて、流石の安定感と爽快感!
次作にも期待します。

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リオ